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第85話 シャドウズの動向

 イザベラの妊娠は、ドニィーシャ、サイーシヤの知るところとなる。腹が大きくなるので隠し通せるものではない。イザベラは相手について沈黙を貫いている。

 当然、俺の方にドニィーシャとサイーシヤの目が行く、ドニィーシャは俺に詰め寄る。

 「先日、イザベラが陛下に会いに来ましたが何の要件だったのですか。」「そのようなこともあったな、さて何だったかな。」

 「ボケたふりしてごまかす気ですか。」「内容を話すことはできないな。」「分かりました。」

ドニィーシャはすんなり引き下がった。俺は意外に思う。

 しかし、ベットの中では違った。ドニィーシャとサイーシヤは子種が欲しいと激しく迫ってくる。


 俺はシャドウズは解体されるものと思っていた。フレイムランドの幹部会の予想も国々がシャドウズの強大な軍事力を嫌って、シャドウズは消滅するというものだった。

 だが、ヴェルフ・オーマンはシャドウズをまとめ上げ、国連の正規軍の地位を手に入れる。フレイムランドの戦力が強力なのもヴェルフ・オーマンの後押しになったようだ。

 俺は、シャドウズの情報収集に力を入れるように指示を出す。すでにシャドウズには調査員を潜入させてある。しばらくして、シャドウズについて2つの情報がもたらされる。

 「宇宙戦闘艦の建造を計画していること」

 「新型ガントを開発し、量産できるように計画していること」

明らかにフレイムランドとの戦闘を意識して計画されている。新型ガントは、ガントのセカンドフレーム版と言うところだろう。ガントもパイロットを選ぶため量産に向いていないことが判っている。

 これは、制御に脳に近い生体部品を使っていることに関係あるらしい。


 俺は、異界の星ランド2を地球に見立てて、地球に近い場所での戦闘訓練と大気圏突入中の戦闘訓練を指示する。

 浮島に駐留していたジェームズ提督の艦隊から訓練を始めることになる。フレイムランドの搭載機は全て大気圏突入能力を持っているが行われたことはないのだ。

 ウルクとクリスの大気圏突入中の戦闘訓練が行われることになる。

 訓練の開始により月の裏側の門の艦船の行き来は激しくなる。これによって月の裏側の施設の建設が加速する。月の重要度が高まってきている。

 そして、月の裏側はフレイムランドで最大の軍事施設となっていく。


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