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第75話 日本との会談

 日本との会談はSPA砲の砲撃の跡の中心地で1か月後に行われることになる。シバとの戦闘から2か月、日本の政府は、今後の東京のことでネットやマスコミから突き上げを受けている。

 フレイムランドに被害の補償を求めるべきだとか、かなり強行な意見も多い。首相は、矢面に立ってつらい立場になっている。

 さらにフレイムランドでは、シャドウズに動きがあることを確認している。俺たちは、会談が荒れると予想している。

 一応会談中、スクルドをステルススクリーンを展開した状態で上空に待機させることにする。フレイムランドからはジェームス提督の艦隊がいつでも出られるように手配する。

 スクルドの搭載機はドニィーシャとカイルのウルク、イザベラとローガンのホワイトフラウに2機のクリスである。

 俺は連絡艇で会談場所に降りたつ、護衛には騎士のメイソンが付く。日本の首相はヘリコプターで会談場所に来る、護衛とマスコミらしき人たちがいる。首相は俺に言う。

 「シバを退けてくれて、ありがとう。」「いいえ、ギリギリの戦闘でした。」

 「だが、このありさまはなんということだ。」「何か、問題ありますか。」

 「おおありだ、こんな大きな穴を開けてくれとは言っていないぞ。」「仕方ありません戦闘ですから。」

 「キッチリ保証してもらうぞ。」「一銭も払えませんね、こちらも多くの被害が出ている。」

 「やはり、君らには力がものを言うようだね。」「どうするつもりですか。」

突然穴の周囲に10機のガントが現れる。ガントが潜んでいたことはすでに把握している。俺は落ち着いて言う。

 「首相、あなたも巻き添えを食いますよ。」「ガントの射撃は正確だお前だけ黒焦げさ。考えを改めるなら今も打ちだぞ。」

 「逆恨みですか。」「君たちに合わせた交渉だよ。」

俺か右手を上げると6機のフレームシリーズが飛び降りてくる。

 ドニィーシャのウルクは着地と同時に刀で2機のガントを横なぎに切る捨てる。カイルのウルクは、刀で1機をけさぎりにして、もう1機を頭を割り、その勢いでコックピットまで切り裂く。

 イザベラのホワイトフラウはガントの首を刀ではね、コックピットを串刺しにする。ローガンのホワイトフラウは、ガントが剣で刀を受け止められるがそのまま剣ごとガントを切り捨てる。

 刀はオルカル81でできており剣や盾で受けられてもそのまま切り裂くことができる。残る2機のクリスも刀でガントを圧倒して倒す。

 戦闘が終わるのに10秒とかかっていない。頭上にはステルススクリーンを解除したスクルトが浮かび、ジェームス提督の艦隊が位相面から出て姿を現している。

 「首相どうしますか?」「こんなはずは・・・、ガントがまるで役に立たないではないか。」

 「ただで済むと思っていないでしょうね。」「謝罪する、すまなかった。保障の件はなしだ。」

 「今回の軍を動かした費用に100万ドル払ってもらいましょう、それと次に裏切ったらこうですよ。」

俺が合図するとジェームス提督の偵察艦が東京湾にSPA砲を撃ち込む。ガントが全滅した後のSPA砲の威力は首相の反抗心をくじく。

 「分かった、言う通りにする。」

会談は首相の言った通り、力がものを言う会談となった。俺は話し合いではなく武力で結果が出たことに残念に思うとともに将来の関係を憂慮する。

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