第61話 戦闘の終結
俺とドニィーシャは魔族を倒していく。ユグドラシルと王宮の上空から魔族がいなくなる。防御を抜けてくる魔族がいなくなった。魔族が引き始めているようようだ。俺は管制官に状況を聞く。
「スター1から管制、状況を願う。」「侵攻してきた魔族の大部分の討伐に成功、敵は引き始めています。」
「スター1は司令所まで帰還願います。」「了解。」
ユグドラシルの指令所に戻り、アーリィに東京湾の状況を聞く
「自衛隊機と米軍機に囲まれていますが、攻撃は無いようです。」「対応を決めかねているようだね。」
「こちらの放送が効果を上げているようです。」「敵対の意思はないといっているからね。」
「どう対応しますか。」「代表者と話をしようと思う。」
「位相空間が戻るまで戦闘は避けたいですね。」「友好までは望まないが、話をできる状態にしたい。」
「そのために話し合いたいのですね。」「そうだ。」
俺はアーリィと話をして艦船を海上近くまで降下して話し合いの場を設けることにする。
俺は、放送室で報道担当と代わり呼びかける
私は、フレイムランドの国王仙田ほむらです、私たちは戦闘は望んでいません。
午後6時ちょうどに東京湾海上に話し合いの場として船を1隻降下させます。
私は、その場で日本の代表と話し合うことを望みます。
返答は期待していなかった、呼びかけ通りするだけである。
魔族たちは去り、戦闘態勢は解除される。シルフ、シルフⅡの被害が多く、騎士や魔導士たち95人の戦死が確認される。この中にはマサソイトの名があり、動揺が広がる。
俺はアデル艦長に強行偵察艦スクルドの発進準備を依頼する。護衛としてドニィーシャがついて行くこととなる。
俺は、図書室にマスコミ関係者が保護されていたことを知る。
彼らの撮影記録をどうするか議論になったが、そのままにいておくことになる。
彼らが王宮内の状況を撮影しており、戦闘で多くの血が流れたことを世界に知らせるためである。