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第44話 魔力評価

 俺は、ドニィーシャに頼んで拳銃の制作を依頼していた。俺専用の拳銃である。

 制作を依頼していた拳銃が届く、2丁あるが1丁は予備である。

 オルカル81合金製で9ミリパラベラム弾を使う。特徴は銃身に魔術式が彫り込まれており、球の発射速度を早くする効果がある。

 また、自分の魔力圧縮して作った魔力弾を使うことができる。拳銃の名前をオルカルと名付けた。


 新しい物を手に入れるとさっそく試したいものである。通常の弾は射撃場で撃つことができたが、魔力弾は浮島の中で使うことはできないそうだ。

 仕方なく、ランド2のフレームシリーズの演習場に行くことにした、魔力弾に興味を持ったサイーシヤが同行する。

 厚さ20ミリの鉄板を20メートルの距離から狙って撃つ、射撃の反動は大したことないが着弾はそうはいかなかった。爆発が起こり鉄板は蒸発する。さらに熱風と衝撃が俺たちを襲う。

 サイーシヤが怒鳴る。

 「どれだけ魔力を込めたの、これじゃ味方も吹き飛ぶわ。」「出来るだけいっぱいつぎ込んだ。」

俺はまずいことをしたと思いつつ答える

 「弾を出して。」「どうして。」「処分します。」

俺が作った魔力弾は、爆破処理された。サイーシヤは俺に言う。

 「まだ、あなたの魔力調べていなかったわ。」「そうだね。」

俺はそのままサイーシヤの研究室へ連行される。俺の魔力の強さはA++である。

 魔力はS~Dに分けられそれぞれのクラスで無印、+、++に分けられる、つまり俺は、Sより下のAクラスでその中で一番力のある++だ。

 しかし、実技はだめで魔術師としてはCである、自分の力を理解していないのが致命的だそうだ。そして、サイーシヤに魔術の実技を教えてもらうことになる。

 これで、午前中はドニィーシャの剣術、午後からアピルとサイーシヤの魔術をすることになった。俺は魔力コントロールの練習をしていたので上達は早かった。

 剣術で週に1回は死んでいるのと大違いだ。別に俺が金髪好きとかサイーシヤが怖いとかいうのは、全く関係ない。

 そして、それは起こる、飛行の訓練を始める時だ。通常、体を魔力で包んで空中に浮かせるのだが、俺の場合、突然、翼のイメージが浮かび、宙に浮かび上がる、背中に魔力の翼が生えている。

 サイーシヤは言う。

 「見たことない。」

アピルも言う

 「そのような魔術が描かれたものは見てないが・・・」

と考え込む。

 俺はとりあえず飛んでみる羽ばたく必要はないようである、試しに翼を動かすと墜落した。飛ぶには練習が必要である。



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