第35話 対ウォーカー戦
第218歩兵部隊と俺はジャングルの中を進んでいる、遠くの方でウォーカーの駆動音が聞こえてくる。
ジャングルの中だ、追跡を諦めてくれるといいが・・・
ジャングルを抜け、海岸に着いた、しかし、ウォーカーの駆動音がだんだん大きくなってきている。
このままでは海に逃げる時間はない。俺は空間から対物ライフルと対戦車ロケット弾を取り出す。
部隊員は、何の手品か不思議がる。俺は見なかったようにするように命令する。
俺は対戦車ロケット弾をアーサーに渡して指示する。
「対物ライフルで足の関節を壊すから、動きが止まったところを撃て。」
俺は、対物ライフルでウォーカーの足首の関節のシリンダーに狙いをつける。。
撃つと左足の関節のシリンダーが曲がって動かなくなる。ウォーカーは、バランスを崩し横倒しになる。そこをアーサーが対戦車ロケット弾を撃ち胸部つまり、コックピット部分を破壊する。
ウォーカーはそのまま動かなくなる。
俺は、アーサーに対物ライフルと対戦車ロケット弾の件を報告しないように依頼する。あくまでもウォーカーは全機格納庫で爆破したのである。
S24基地への爆撃が始まる。そして、第218歩兵部隊がH1基地に帰還すると歓迎を受ける、ホーネットにとっては久しぶりの勝利のようだ。
ホーネットはH19基地防衛戦で敗退してからジリ貧の状態である。H19基地はウォーカーの研究開発をしていたが全て無に帰してしまっている。
H19基地防衛戦でシャドウズを指揮したのはヴェルフ・オーマンで少数の可変型ウォーカーの奇襲により短時間で制圧した。
その後、ヴェルフ・オーマンは全ての戦いに勝利している。常勝の指揮官というわけである。
今回のホーネットの勝利により、内通者が動く。俺は、魔力の球で監視しており、内通者の動きは筒抜けである。俺はこの将官を転落死を装い殺した。
ドニィーシャに依頼が終了したことを報告する。ドニィーシャは俺に質問する。
「で、面白い部隊とかいた。」「愚連隊のような連中だが、腕が立つ部隊がいる。」
俺は第218歩兵部隊のことを話す。するとドニィーシャは俺に言う。
「もうしばらく続けて。」「はぁ、なんで、どういうこと。」
「いずれ、分かります。」
その言葉に俺は不安を覚える。
部屋で魔力のコントロールの練習をしているとアーサーが入って来る。
「入る時はノックしてくれ。」「わかった。」
と言うと、服を脱ぎだし全裸になる
「何をしている、服を着ろ。」「あんた日本人じゃないの。」
「そうだが。」「日本人はロリコンばっかりなんでしょ。」
一体どこの情報なんだ。少なくとも俺は違う。
「違うよ、君の裸に興味ないから服着てくれ。」「興味ないのなら裸で構わないわね。」
アーサーはベットに寝転ぶ。
「アーサーいいかげんにしてくれ。」「アーシャ、裸の時はそう呼んで。」「勝手にしろ。」
俺はアーシャを無視することにした、俺はハーレムの化け物美女たちに鍛えられているのだ、小娘ごときに鋼の精神は揺るがないのだ。