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第345話 地球調査隊

 幹部会に地球再生計画が提出されたことで、地球の調査隊の派遣が議論に上がる。しかし、時期早々と取りやめになる。それから5年が経過する。

 月基地がムーラーによって陥落してから15年が経つ。幹部会に再び地球の調査隊の派遣が議論に上がる。

 サイーシヤが発言する。

 「近衛騎士団のワルカを地球に派遣して調査してはどうですか。」「ムーラーがいたらどうする。」

アサドが言う。

 「ムーラーを発見したなら逃げるだけです。」「15年が無駄になるぞ。」

 「いつかは調べなくてはなりません。」「挙手で決めよう。調査に賛成な者は手を上げてくれ。」

俺が言うと全員が手を上げる。

 地球の調査隊は、近衛騎士団が行うことになる。5機のワルカが1組で輸送船が母艦になる。3班の調査隊が作られる。

 調査隊は、ムーラーを探すとともに生命が残っていないかも調べる。1年にわたる調査で陸上から微生物を含めて生命がいないと判明する。全てムーラーに捕食されてしまったのである。

 調査隊は次に海中を調べることになる。ワルカを水中で運用したことはないが、設計では海中でも活動ができることになっている。

 ワルカのパイロットは水圧に気を付けながら海中で作業をする。海中にも生命は見つからない。ワルカは、水深200メートルあたりが活動限界とわかる。

 さらに3年、調査隊は調査を続ける。幹部会は、調査隊の報告から地球にムーラーはいないと判断する。そして、地球から生命体がいなくなったと判断される。

 幹部会の判断を受けて、再び地球再生計画が提出される。

 「地球を再生できると思いますか。」

アサドが言う。

 「試す価値はあると思うぞ。」

アピルが言う。

 「地球をどうしますか。」

アマルが聞く。

 「どういうことかね。」

アサドが説明を求める。

 「再生した地球をフレイムランドの土地とするか開放するかと言うことです。」

アマルが答える。

 「開放すれば、争いが起きる恐れがありますね。」

ドニィーシャが発言する。

 「しかし、私たちは地球に手を出さないことになっています。」

サイーシャが言う。

 「フレイムランドが滅びない保証はない。地球を居住可能にする必要はあるよ。」

俺は言う。

 「陛下は地球を開放するつもりですか。」

ドニィーシャが聞く。

 「地球に居住希望の者がいればね。」「では、地球再生計画は了承と言うことでよろしいですね。」

アサドがまとめる。

 地球再生計画は、浮島に近い東京湾で行われることになる。

 陸上は房総半島で実験が行われる。

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