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第325話 ムーラーの脅威4

 ムーラーの本拠地の動きにルーカス提督、ジェームス提督、クリストフ提督の艦隊は、高度を取る。本拠地が突入してくるのを避けるためである。

 近衛艦隊のスクルド、スコーネ、グローサは高度を維持している。マリア艦長が高度を上げずに踏ん張っているため、アデル艦長、アーシャ艦長も高度を上げずにいる。

 俺のワルカにも本拠地が突入してくるが、魔力を乗せたライフルのエネルギー弾で消滅させる。この事態に浮島の司令部は、異世界にいるボニート提督、シモーネ提督、ベルント提督の艦隊をこちらの世界に呼び寄せる。

 月の裏側の異界の門を破壊すれば、艦船を造船できるのは、浮島だけになる。それもベネディット級は造船できないのである。

 幹部会では、ムーラーの増殖力に今のフレイムランドの装備では殲滅するのは難しいいと結論付けている。それでも、軍は戦場を北半球の中に納めている。

 艦船は本拠地の突入を避けながらSPA砲で本拠地を消滅させ、フレームシリーズはムーラーを掃討している。戦いは拮抗しており終わりが見えない状態である。

 長期戦はフレイムランドの軍に不利に働く。軍は補給が無く、兵も休みがない状態である。

 一方、ムーラーは、まだまだ動き出していない本拠地が控えている。艦船は2交代制に移行して、艦を運用する。

 フレームシリーズは3班に分かれて、休憩と補給を取ることになる。俺たち近衛騎士団は輸送船を母船として活動している。

 俺には変わりがいないため、隙を見て食料と飲料水を補給する。フレイムランドの軍で最初に崩れるのは近衛騎士団だろう。

 本拠地を消せるのは俺だけで、ワルカも俺を入れて16機と少ないのだ。しかし、俺はライフルを連射できるため、本拠地の処理数が多い。

 俺たちは本拠地を処理していくうちにクリストフ提督の艦隊と合流する。彼は近衛騎士団を輸送船に引きあげさせ3時間休憩することにする。

 クリストフ提督の艦隊もぎりぎりの状態であるがもう少し踏ん張ってもらうことにする。3時間後、俺たちは再び出撃するが、戦況が変わっている。

 ムーラーの本拠地が本格的に艦隊の網をすり抜けているのである。俺はワルカに魔力を上掛けして纏い、すり抜ける本拠地をライフルで撃ちつぶしていく。

 これでクリストフ提督の艦隊は持ち直すが、ほかの艦隊は持ち直せずにいる。

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