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第313話 ムーラーの地球侵攻

 ムーラーの本拠地の墜落後には。直径1000キロメートルのクレーターが出来ている。フレイムランドは、各支部に応答を求めているが応答のあるところはない。国連や各国とも連絡はとれない。

 シャドウズのヴェルフ・オーマンは空中戦艦で指揮を執っている。空中戦艦は、中央アジアを墜落地点に向けて進んでいる。

 空には廃が降り、地表には生き物の姿は見えない。街も森も吹き飛んでいるのである。

 ヴェルフは地球上から文明が消え去ったのではないかと感じる。俺は、ヨーロッパ上空で近衛騎士団のワルカと合流する。

 空は黒くよどみ、町は破壊されている。見る限り動くものはない。ドニィーシャが俺に問う

 「陛下、これは・・・」「巨大なものが激突したんだ。巨大隕石が衝突したのと同じだな。」「・・・」

ドニィーシャは黙り込む。

 ティグラトが近衛艦隊と連絡を取っている。スクルド、スコーネ、グローサの3隻は北アフリカから北上している。

 俺たちは近衛艦隊と合流して、本拠地の墜落地点を目指すことにする。

 ヴェルフたちの空中戦艦が落下地点に近づくとムーラーが地表を這っている。ムーラーは地表の動物の死がいや草木を摂取しながら進んでいる。

 彼らは有機物を食料としている。マグニが発進してムーラーを迎え撃つ。ライフルで撃ち殺していく。

 ムーラーは仲間の死がいも食っていく。マグニのパイロットたちはその光景に嫌悪感を感じる。ムーラーに飛び上がる気配はない。ただ地表の有機物を摂取続ける。

 ヴェルフは、地表はマグニに任せ、3隻の空中戦艦を前進させる。クレーターの中央にお椀をさかさまにしたような外殻が左右あるムーラーの本拠地を発見する。

 本拠地は7割ほどが地中に埋まり、ムーラーが少しづつ這い出している。ヴェルフは、空中戦艦にSPA砲の発射指示をする。

 「バレルロック解除」「バレル内、電子加圧開始」

 「圧力正常に加圧中」「圧力規定値に達しました。」

 「目標を本拠地の地中部分に設定」「了解、射線修正完了」

 「撃て」

3隻の空中戦艦からエネルギーの本流が吐き出される。クレーターの中央は熱で溶け出し、溶鉱炉のようになる。

 本拠地は溶鉱炉の中に沈んでいく。後は、ムーラーを殲滅すれば終わりである。

 ヴェルフは簡単すぎると感じている。

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