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第309話 最終防衛ライン

 地球の最終防衛ラインには近衛艦隊のスクルド、スコーネ、グローサが警戒をしている。ここを抜かれるとムーラーは地球に到達することになる。

 そのため俺と近衛騎士団のワルカも輸送船で到着している。索敵中のスコーネのワルカ・スピア3が、レーダーに高速で近づいてくる物体をとらえる。

 報告を受けたスクルド、スコーネ、グローサは、フレームシリーズを発進させる。輸送船の近衛騎士団のワルカ15機と俺のワルカも出撃する。

 俺のワルカには、ビームバルカン砲が盾に装備されていない。代わりに盾には、魔力弾の射出装置が備えられている。

 俺は、盾から魔力弾を射出して、その魔力をコントロール下に置く。そして、コントロールしている魔力をワルカに上掛けして纏う。

 これで、俺のワルカは上位の神族や魔族並みになる。スピードも纏のおかげで上がっている。俺は先行して近づいてくる物体に近づいてゆく。

 レーダーには大きな影がいくつも映し出されている。物体を目視でムーラーと確認する

 「スター1から各員、ムーラーを確認」

俺は報告すると盾に魔力の刃を作り出しムーラーを切る。さらにムーラーが近づいてくる。

 今度は魔弾を5つ作り出し撃ち出す。魔弾は俺にコントロールされている。

 5つの魔弾は次々とムーラーを撃ち倒していく。

 スクルド、スコーネ、グローサは、センサー付きミサイルを4発づつ発射する。ミサイルのほとんどは大きな影に近づく前にムーラーにつぶされるが、2発がそれぞれの大きな影に接近する。

 大きな影は、ムーラーの本拠地と判明する。

 最重防衛ラインにムーラーの本拠地が現れたことが報告される。ルーカス提督、ボニート提督、シモーネ提督は、報告に今戦っているムーラーの群れはおとりだと気づく。

 しかし、地球に向かうことはできない、ムーラーの群れをそのままにはできないばかりか、離れようとすれば襲われるだろう。

 浮島の司令部は、ジェームス提督、クリストフ提督、ベルント提督の3艦隊に指示を出す。地球に近いジェームズ提督、クリストフ提督の2艦隊を地球に、ベルント提督の艦隊を月に向かわせる。

 小惑星帯のムーラーを掃討したレジナ、ヴィットリオ、ヴェネト、ルチヌ、クーロンヌ、ミッチェル、ハインド、トライアンフは、司令部により月に向かう。

 ルーカス提督の艦隊に合流するはずだったベネディット、ホワイトアース、ゲリエール、ケベック、ゼラス、レパルスは、ムーラーの群れを避け、地球に向かう。この6隻の宙域防衛艦が一番早く最終防衛ラインに応援に向かえる位置にいる。

 ルーカス提督、ボニート提督、シモーネ提督にヘルヘイムのカール司令官から通信が来る。それは、ヘルヘイムのSPA砲の射線データーである。

 カール司令官は、遠距離からSPA砲をムーラーの群れに撃ち込む指示を出しているのである。艦隊はそれぞれSPA砲の射線から外れるように移動する。

 3本の巨大なエネルギーの激流がムーラーの群れを貫く。さらに3本、巨大なエネルギーの激流がムーラーの群れを貫く。

 3艦隊は統率が取れなくなったムーラーの群れを掃討し始める。

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