第302話 レジナの戦い
木星宙域から小惑星帯に向かっているレジナのエレク・パーチ2が索敵中、レーダーに高速で動く物体をとらえる。パーチ2は僚機パーチ1と合流して物体に近づきムーラーと確認する。
パーチ1、パーチ2はビームバルカン砲でムーラーを掃討するが、ムーラーの群れに囲まれる。6機のフレームシリーズが発進する。
ブルーノ艦長は、熱核弾頭ミサイルをムーラーの群れに発射して、群れに穴を開ける。6機のフレームシリーズが群れの穴を利用して、パーチ1、パーチ2に合流する。
ムーラーは数を増し、レジナを取り囲む。ブルーノ艦長はSPA砲の発射準備を指示する。
「バレルロック解除」「バレル内、電子加圧開始」
「正常に加圧中」「圧力規定値に到達」
「右舷SPA砲発射」
右舷の艦首からエネルギーの本流が吐き出され、ムーラーを消し去る。レジナは前進を始める。
8機のフレームシリーズが船の守りにつく。さらに左舷のSPA砲を発射して、レジナは道を切り開く。
その頃、同様に木星宙域から小惑星帯に向かっているヴィットリオ、ヴェネト、ルチヌ、クーロンヌ、ミッチェル、ハインド、トライアンフもムーラーと接敵する。