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第288話 アルデバランの戦い

 アルデバランは、再度センサーの設置地点へと向かう。前回ムーラーと接敵した宙域に到着するがムーラーの姿はない。さらに前進するとレーダーに反応が出る。

 ヨルダン艦長は、フレームシリーズを8機出撃させる。フレームシリーズはムーラーと接敵する。

 8機はビームバルカン砲でムーラーを掃討していく。ヨルダン艦長は、アルデバランを前進させながら指揮する。

 「熱核弾頭ミサイル、前方のムーラーの群れに撃ち込め」「了解」

4発のミサイルが撃ち込まれる。ムーラーの群れに穴が開く。フレームシリーズは前進しながらムーラーの群れを排除していく。

 アルデバランのレーダーに大きな影が映り込む。ヨルダン艦長は、強化ユニットを装備したクリス4機を発進させる。

 彼は4機のクリスに道を切り開かせる。クリスは影に距離6000まで近づき、影をムーラーの本拠地と視認する。

 ヨルダン艦長はSPA砲の発射準備を指示する。

 「バレル内電子、加圧中」「バレル内圧力規定値に到達」

 「距離5000で発射する」「了解、クリスに射線から退避を指示します」

 「退避完了」「距離5000に到達」

 「撃て」

アルデバランの艦首からエネルギーの本流が吐き出される。ムーラーの本拠地は、エネルギーに飲み込まれ崩壊する。

 アルデバランが4基目の本拠地を壊滅させたことが報告される。


 ヨルダン艦長は、ムーラーの本拠地のさらに先にムーラーの群れが広がっていることを知る。彼はフレームシリーズに船を守らせ180度回頭する。

 そして、最大船速で前進を始める。後ろからは無数のムーラーが追ってきている。前方も逃げ道を塞がれつつある。

 ヨルダン艦長は、熱核弾頭ミサイルを発射してムーラーの群れに穴を開ける。

 そこへアルデバランを突っ込ませる。アルデバランにムーラーが取りつく。

 さらにフレームシリーズが次々とムーラーに捕まり自爆していく。アルデバランはムーラーの群れを抜け出すが、搭載機をすべて失い、ムーラーに侵入されてしまっている。

 艦内では乗員とムーラーの戦いが繰り広げられている。侵入したムーラーは5匹おり3匹は騎士が切り殺したがすでに乗員10名が犠牲になっている。

 残る2匹のムーラの所に騎士が向かっている。船内のムーラーは、間もなく駆逐されるだろう。

 アルデバランにはもう戦う力は残されていない。ヨルダン艦長は、ヘルヘイムのカール司令官に状況報告をする。

 アルデバランは、ムーラーの群れを引き連れてヘルヘイムに向かう。

 ヘルヘイムでは、カール司令官がSPA砲の発射準備を指示している。

 「2番バレルロック解除」「バレル内電子、加圧開始」

 「バレル内、正常に加圧中」「アルデバラン、接近します。」

 「圧力規定値に到達」「目標、ムーラーの群れ」

 「射線調整完了」「アルデバランに回避指示」

 「アルデバラン射線から退避」「撃て」

ヘルヘイムの2番バレルからエネルギーの激流が吐き出され、ムーラーの群れが消滅する。

 アルデバランはヘルヘイムの6番ドックに入港する。アルデバランの応急修理と補給が行われる。カール司令部はヨルダン艦長に指示する。

 「作業終了後、直ちに前線基地に向かえ。」「了解」

 「貴艦を休ませておく余裕はない。前線基地でクリスを搭載後、出撃してもらう。」「了解」

ヨルダン艦長はアルフレート副長に言う

 「船が沈むまで休めないようだ。」「仲間の敵を討ちましょう。」「そうだな。」

アルデバランは、補給後、前線基地に向かい、基地の護衛についているクリスから12機を搭載する。

 そして、再出撃する。


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