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第283話 アルデバランの作戦

 アルデバランは、センサーの設置地点に向かっているとレーダーに反応がある。ヨルダン艦長はセンサー付きのミサイルを発射する。

 通常ならフレームシリーズに索敵をさせるのだが、レーダーの反応が多数の反応で塗りつぶされていたのだ。ミサイルは、つぶされるがその直前にムーラーの姿をとらえる。

 ヨルダン艦長は、指示を出す。

 「180度回頭、最大船速で前進。」「了解。」

アルデバランは180度反転してムーラーの群れから逃げ出す。

 レーダーは船を追ってくるムーラーで塗りつぶされている。アルフレート・ブラント副長がヨルダン艦長に言う。

 「このままでは、ヘルヘイムに戻ってしまいます。」「分かっている。ヘルヘイムに状況を報告してくれ。」

 「ヘルヘイムにやらせるつもりですか。」「ムーラーは集まっている。ヘルヘイムにとっては格好の獲物だろ。」

艦長は平然と答える。

 カール司令官はSPA砲の発射準備を指示する。ヘルヘイムのSPA砲は、ベネディット級のSPA砲の倍の長さのバレルである。威力も射程も比べ物にならないくらい優れている。

 「3番バレルロック解除」「バレル内電子圧力上昇中」

 「もうすぐアルデバランが来るぞ」「圧力規定値に到達、撃てます。」

 「アルデバランに射線から回避するように指示」「了解、アルデバラン射線から回避」

 「撃て」

ヘルヘイムの6門のSPA砲のうちの1門がエネルギーを吐き出す。

 エネルギーの柱は追ってきたムーラーの群れを消し去る。

 アルデバランは再び180度回頭し前進を始める。

 あくまでもアルデバランの目的はムーラーの本拠地を発見して破壊するのことである。

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