第282話 セラピスの戦い
セラピスはセンサーの反応があった地点にたどり着く前にムーラーの群れと接敵する。ディルク艦長はフレームシリーズを発進させ群れを蹴散らそうとするが群れは巨大なものと判明する。
彼はフレームシリーズを船の守りにつかせ、熱核弾頭ミサイルを発射する。SPA砲の発射準備をしながら、群れの中へ突っ込んで行く。
フレームシリーズがまばらになったムーラーを掃討してゆく。そして、SPA砲を発射する。エネルギーの本流はムーラーを消し去って行く。
さらにエネルギーは何かに当たり、それを燃やす。レーダーにはムーラーが多すぎて使い物にならないが、ディルク艦長はそれが、ムーラーの本拠地だと判断する。
彼はバレルの冷却を急がせる。セラピスは全砲門を展開し前方のムーラーを撃ちながら前進する。
フレームシリーズが護衛しているがムーラーの数が多すぎる。ムーラーに捕まる機体が出てくる。
パイロットはムーラーに食われる前に自爆してゆく。
セラピスにムーラーが取りつき始める。ディルク艦長は、乗員に白兵戦の用意を指示する。
ムーラーはセラピスの装甲を破り中に侵入してくる。バレルの冷却が終わり、SPA砲の発射準備を始める。
ディルク艦長は発射準備出来次第、SPA砲を撃つように指示する。すでにフレームシリーズは消えていない。
彼は本拠地の壊滅を見届けて、艦を自爆するつもりである。
セラピスの艦首からエネルギーの激流か吐き出され、ムーラーを消し、ムーラーの本拠地を焼き尽くす。
ディルク艦長は、本拠地壊滅の一報を送ると艦を自爆させる。
幹部会にはグラスゴーとセラピスの自爆の報告と本拠地1基の壊滅の報告がもたらされる。
前線基地の宙域防衛艦を木星宙域に向かわせているが、ムーラーの勢力が予想外に多い。
司令部は、小惑星帯に向かったルーカス提督に木星宙域まで出るように指示する。