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第263話 フェンリルの投入

 上位の神族ヴァルナは、倒したフレイムランドの騎士に憤っている

 「あんなものにやられていたのか。」「まったく手ごたえが無いぞ。」「反撃もできないのか。」

彼は敵の弱さにイラつく。

 カミル、レオン、ユリアはフレイムランドの中で、最強の騎士と言うわけではない。3人は、ダバオで生き残り、剣の腕は立つ方である。

 彼らにとって不幸なのは、相手のヴァルナが上位の神族で強すぎたのである。フレイムランドで上位の神族に対抗できる騎士はいない。

 魔力を纏った俺が上位の神族に対抗できるだけである。

 フレイムランドの幹部会では、カミル、レオン、ユリアの死に対してフェンリルを送り込むことを決定する。

 幹部会の中からティグラトとドニィーシャが立候補する。手練れの存在に2人は腕がなるのだ。俺は2人を止める。

 ティグラトが俺に抗議する。

 「私では不足ですか。」「そうではない、情報がない状態で幹部を送り込むわけにはいかないのだ。」

 「私がいなくても、国は大丈夫です。」「万が一があれば、士気にかかわる。こらえてくれ。」

 「陛下がそこまで言われるなら仕方ありません。」

俺の言葉にティグラトは折れる。

 幹部会はフェンリルに腕が立つ者を送り込むことにする。フェンリルには、近衛騎士団副長のアルム・シャルを筆頭に腕の立つ者が9人選ばれる。

 カイル、ケイティ、ヴァンスの3人も選ばれている。彼らは東京での神族狩りで連携を生かした攻撃が認められている。

 アルムには近衛騎士のオイゲン、フェリクスがつく。もう1チームはアルビーナ、シャルロッテ、クラウスの3名である。

 3チームは東京に送り込まれる。そこは3名の騎士を葬った手練れのいる死地である。

 アルムはオイゲン、フェリクスに補佐をさせ、自分が前に出て戦う。彼女はバビロニアのブラッティー・クリムゾンと呼ばれるドニィーシャのライバルである。

 中位の神族をアルムはアクセルを駆使して切り倒していく。オイゲン、フェリクスに出番がない状態である。

 カイル、ケイティ、ヴァンスは、ケイティとヴァンスが神族を引き寄せカイルがとどめを刺す方法で戦ってゆく。

 アルビーナ、シャルロッテ、クラウスは実力が拮抗しているため3人で神族を取り囲んで戦う。

 3チームのフェンリルは、順調に神族を狩って行く。

 いまだ、彼らは手練れの神族に遭遇していない。

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