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第252話　トラーニの都市機能

　トラーニのアイロス支局長は、短期間でトラーニを完成させた。トラーニは１００万人規模の都市として設計されているが、いまだ都市部には１０万人しか住人はいない。

　トラーニは農業、畜産業が充実しており、自給自足がすでに成り立っている。しかし、トラーニ自体が人員不足で都市機能が万全でないのである。

　アイロス支局長は本部に移住者を増やすように依頼する。しかし、ヨーゼフ局長からは、トラーニに移住希望者を当てているこれ以上の増加は難しいと回答が来る。

　アイロス支局長はトラーニの都市機能が万全になるまで、ほかの都市計画を停止せざるしかない。

　そのため、西方５０キロにある海と東方７０キロにある湖に都市を作る計画をしているが計画を進めずにいる。

　それでもドニィーシャとサイーシャの広報の結果もあって毎回２万人の移住希望者を確保している。

　トラーニには毎回２万近い移住希望者が送られている。

　トラーニの都市機能が万全になるまで、もうしばらくかかるだろう。