表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
25/346

第25話 アーリィ

 今日も午前中はドニィーシャの剣の訓練である。訓練の後、彼女は俺に言う。

 「明日、戴冠式を行います。」「何をすればいい。」

 「椅子に座ってるだけでいいわ、後、余計なことは言わないで、全て私が話すから。」「人形置いとけばいいのでないの。」

 「そうはいかないわ、あなたは王よ、そして英雄なの。」「わかったよ。」

何か、気に入らない。特に英雄てなんだよ。何もそれらしいことしていないぞ。

 午後は図書館に行くアピルの講義を受けるためだ。俺は、アピルに聞く

 「アピル様、昨日は眠れた?」「まあ、今日になるが、少し添い寝をしてやったぞ、感謝しろ。」

 「気付かなかったけど、ありがとうアピル様。」「うむ、よく感謝しろ。」

アピルはほとんど寝ていないだろう。俺はアピルに感謝しつつ講義を受けた。

 俺は部屋に戻り、講義の復習をする。特に魔力のコントロールを確かめる。

 すると老婦人が入って来る軍司令官のアーリィだ、彼女はきれいな銀髪だった、若い時はさぞ美人だったろう。俺は彼女にベットに座るように勧めた。

 「お話をしませんか。」「こんなおばあちゃんでは退屈でしょ。」

 「いいえ、私はこの国のことを何も知りません、何でも好きなことを話してください。」「そうですね、まず私のことを話しましょう。」

彼女はそういうと、全裸になった。えっ、なに自分のこと話すんじゃないの、なぜ脱ぐの、すると彼女は若返っていき20歳代位になった。

 「この姿は秘密ですよ。」「はあ。」

ここは化け物屋敷だ、アーリィは話始める

 「私は19世紀、西部開拓時代のアメリカ人でした、この姿でモテたのですよ、私をめぐって争いは日常茶飯事でした。私と付き合う男は、皆早死にでした。私は死神アーリィと呼ばれるようになったのです。」

 「アーリィも長生きなんですね。」「サイーシャに出会い老婆の姿にしてもらったのです。その影響かもしれません。」

 「あなたは長生きしてくださいね。」「今のところ、死ぬ予定はありません。」

アーリィは若い姿のまま添い寝をしてくれる、俺の頭の中では、ジョン・ウェインがショットガンを担いで歩き回っている。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ