表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
248/346

第249話 エルマー艦長の進言

 ファーストフレーム・ワルカは近衛艦隊と近衛騎士団で運用されて高評価を得る。ワルカは前線基地の宙域防衛艦にも配備されることになる。

   1番艦ベネディット   3機

   2番艦ホワイトアース  4機

   3番艦レジナ      3機

   4番艦ヴィットリオ   4機

   5番艦ヴェネト     4機

   6番艦ルチヌ      3機

   7番艦クーロンヌ    3機

   8番艦ミッチェル    3機

   9番艦ハインド     3機

   10番艦トライアンフ  3機

の合計33機のワルカが配備される。今後は艦隊にも配備されることになる。

 余った33機のエレクは、月基地に送られることになる。7番目の艦隊の計画があるためである。

 ベネディットのエルマー艦長は新型機を送られたことをありがたく思っている。しかし、今のままでは、次のムーラー襲来に耐えられないと判断している。

 彼は幹部会に宙域防衛艦の増強の要請を進言する。幹部会ではエルマー艦長の進言を検討する。

 アーリィ軍司令は発言する。

 「宙域防衛艦の数を倍に増やすべきです。」

アサドが答える。

 「今の状況では10隻の宙域防衛艦を作ることも20隻の宙域防衛艦を運用することも財政的に難しいです。ドックの増設も必要になるでしょう。」

 「ムーラが来てからでは遅いですよ。」

 「そのために移民政策をしています。国が大きくなってからではだめですか。」

ティグラトが発言する。

 「7番目の艦隊ができてからではどうですか。」

アーリィが提案する。

 「並行して行うことはできませんか。」

アサドが首を振る。ドニィーシャが代わりに発言する。

 「人員も財政的にも無理です。」

アーリィが食い下がる。

 「無理を承知で言っています。前線で命を懸けている指揮官の進言です。聞く必要があると思います。」

俺はアーリィの気持ちはわかるが、話はまとまらないとみて話を切る。

 「今は、7番目の艦隊に集中しましょう。」

あとから俺はアーリィの愚痴を聞かなければならないだろう。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ