第246話 フレイムランドの広報
フレイムランドのことを各国に広報することになる。広報担当者はドニィーシャとサイーシャである。
俺にとっては恐ろしい2人で、物騒な二つ名を持っている。しかし、正体を知らない者にとっては赤毛と金髪の美女2人である。
ドニィーシャはゲートタウンの宇宙港の案内をする。輸送船の客室を紹介したり、多量の物資がランド3に運ばれるところを説明する。
そして、フレイムランドの経済の中心である街ゲートタウンを案内する。
サイーシャはカスパルを紹介する。魔術学校や総合大学を紹介したり、街を案内する。さらにウエストカスパルの農地や牧場、淡水魚の養殖場を紹介する。
ドニィーシャとサイーシャの映像はネットを介して世界中に公開される。公開された映像には、大きな反響がある。
フレイムランドは軍事国家と思われている面が大きかったのだ。実際に軍の予算の比率は大きいが、軍事費は足りていない。軍は足りない予算でやりくりしている。
幹部会では、反響の良さから、引き続きドニィーシャとサイーシャに他の都市の紹介と人々が遊んだり働く様子を紹介してもらうことにする。
その他、ランド2とランド3の自然の映像を流したり、フレイムランドの芸術を紹介してはとの意見が出る。
さらに幹部会では、ティグラトがついでに思いついたようにと国王のインタビューを提案して、俺以外の満場一致で決定する。
俺は国王のインタビューに非常に嫌な予感をしている。なぜなら俺はハーレム王なのである。