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第243話　移民の加速

　ウエスト大陸の都市開発は予想を超える速さで進んでいる。今のままでも人材は不足気味である。

　都市が開発されれば一気に人材不足になる。そのため国連に移民希望者の募集を依頼する。

　募集人員は５０００人である。国連は数の多さに理由を聞いてくる。

　「新大陸の開発に着手しましたが開発が急ピッチで進んでいますので人員が必要になります。」「わかりました、今回だけですか。」

　「継続的に募集する予定です。」「軍の希望者はどうなります。」

　「試験に受からない限り、入隊はできません。」「落ちた者はどうなりますか。」

　「２回まで働かずに試験を受けられますが、それ以降は働きながら受験することになります。」「分かりました、５０００人の希望者は集まると思います。」

国連は納得してくれる。

　浮島の移民受け入れ施設は５万人を受け入れられるようになってきている。軍希望者が多数いても数回の募集に余裕で対応できる。

　移民希望者は、すぐに５０００人に達する。輸送船５隻で移民希望者を迎えに行く。輸送船が浮島に到着すると移民希望者は、移民受け入れ施設に入る。

　そして１か月、フレイムランドのことを学ぶ、今回は入隊希望者が２５００人いる。

　残りの２５００人はゲートタウン、カンペール、カスパル、カルピ、ウーディネ、グリルの国土管理局支局は４００人ほどの移民希望者を受け持つ。

　支局では、それぞれの移民に住居を定め、定職に就く手助けをする。各都市は拡大しており、働く場所は多いため、仕事を選ばなければ、職に就くのは難しくない。

　フレイムランドは移民の国のため、移民に寛容であり、移民との大きなトラブルは起きていない。