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第240話 ワルカのテスト飛行

 スクルドにスノウビューティーとワルカを搭載し運用試験に小惑星帯へ出発する。

 管制官から発進許可が出る。アデル艦長が指示を出す。

 「スクルド発進、ステルススクリーン展開用意。」「発進します。」「位相面接触5秒前。」

 「ステルススクリーン展開。」「展開しします、位相面に接触」「位相面を抜けます。」

 「加速して、大気圏離脱。」「了解。」

スクルドは、加速してどんどん高度を上げていく。

 「大気圏離脱しました。」「目標小惑星帯、二交代制に移行する」「了解。」

アデル艦長はドニィーシャに言う。

 「ワルカはどうですか。」「よさそうよ。」

彼は話を俺に振る

 「陛下が手掛けているそうで。」「魔道式をいじってだけだよ、ウルクより良くなっているはずだよ。」「楽しみですね。」

この試験が成功すればウルクはワルカに入れ変わるだろう。

 小惑星帯に着くとアデル艦長は指示を出す。

 「ステルススクリーン解除。」「了解。解除しました。」

 「二交代制から第一次戦闘態勢に移行する。」「了解。第一次戦闘態勢に移行します。」

索敵に出ていたエレク・シール3とシール4がセンサーを設置していく。

 センサーの設置が終わるとアデル艦長は再び指示を出す。

 「第一次戦闘態勢から二交代制に移行する。」「了解。二交代制に移行します。」

こうして、準備ができ、ワルカのテストが始まる。

 俺はスノウビューティーに乗り込み、ドニィーシャはワルカに乗り込む。管制官から指示が来る。

 「スター1、進路クリヤーです、発進どうぞ。」「了解。」

俺はスノウビューティーを発進させる。続いてドニィーシャが発進する。

 「スター2、進路クリヤーです。発進どうぞ。」「ワルカ発進する。」

最初は飛行テストである。俺の後にドニィーシャが続く。最初はワルカがついてこれる程度のスピードで飛ぶ。

 ワルカは余裕で突付いてくる。徐々にスピードを上げる。小惑星をかすめて飛ぶ。

 管制官から指示が来る。

 「危険です、中止してください。」「スター1、受領できない、続行する。」

このままてはワルカの性能は計れない。スノウビューティーの全速を出す、小惑星をぎりぎりでかわしていく。

 しかしワルカは少し離されながらもついてくる。

 「スター1、テストを終了する。」「管制了解。」

俺とドニィーシャは帰艦する。艦に戻るとアデル艦長は俺に言う。

 「陛下、管制には従っていただかないと困ります。」「済まない、ワルカの性能を見たかったのだ。」

俺は管制官にも謝る。ドニィーシャは俺に言う。

 「ワルカは素晴らしい機体よ、もう少しでスノウビューティーに追いつくわ。」「出来は良いみたいだね、模擬戦も期待できそうだ。」

俺もワルカの仕上がりに満足している。

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