第237話 国連からの移民の打診
国連からフレイムランドに移民希望者の受け入れを打診してくる。ムーラーとの戦いがフレイムランドの軍への入隊希望者を増加させている。
特に地球宙域でのグローサの活躍は映像で世界中に流されている。軍の犠牲者が多数出ていることは伝えられているがグローサの活躍の映像が悲惨な戦いを覆い隠してしまっていると思われる。
しかし、軍学校への入学者は限られている。現在、軍学校への入学試験の倍率は上昇中である。
フレイムランドからは、国連に入隊希望者を500人に抑えて1000人受け入れる連絡をする。浮島の移民受け入れ施設は1万人を受け入れられるようになってきている。
一方、難民の移民受け入れは4回目も300人にとどまっている。やはり、フレイムランドでは布教や教会、寺院などを立てることはできないことが足かせになっているようだ。
300人は、まず浮島の移民受け入れ施設で1か月フレイムランドのことを学ぶ。その後、ゲートタウン、カンペール、カスパル、カルピ、ウーディネ、グリルの国土管理局支局は50人ほどの移民を受け持つ。
各支局では、それぞれの移民に住居を定め、定職に就く手助けをする。どの町でも町が拡大をしており人で不足であるため、仕事を選ばなければ職に就くのは難しくない。
フレイムランドの異世界側のランド2、ランド3は急成長を続けている。