第235話 ムーラー襲来の終わり
幹部会では、ぎりぎりのところでムーラーの本拠地を撃破できたことに安堵する。各艦隊と宙域防衛艦は1週間索敵を続けるがムーラーを発見できない。幹部会はムーラーを撃退できたと判断する。
この件は各国にホットラインで伝えられる。各国からは危機感を感じて今後の対応策を迫られる。そのためか国連からはシャドウズを地球宙域の索敵に使うことを提案してくる。
フレイムランドはシャドウズの宇宙進出を認めない。
宙域防衛艦クーロンヌは修理が急がれる。小惑星帯の前線基地を優先して人員と搭載機の補充が行われる。ルーカス提督の艦隊も損失が大きいがしばらく人員の補充はできない。
グローサはスクルド級で2基のムーラーの本拠地を撃破したことにグローサ最強伝説にまた1つ伝説が加わる。軍としては褒められた行動ではないが、結果が良かったため処罰は見送られる。
幹部会では、もう1艦隊増設する話が出て、決定される。しかし、人員と艦船が揃ってからなのでしばらくかかるだろう。
軍学校は移民希望者のため生徒数が増えているが卒業は3年後である。また、軍学校は施設の大きさの関係でこれ以上生徒数を増やすことが出来ない。
その時には人員不足が解消されるかもしれない。