第233話 ムーラー4度目の襲来18
地球宙域でムーラーの巨大な群れを殲滅したがムーラーの本拠地が見つかっていない。幹部会は本拠地が地球に近づいていることを警戒して。クリストフ提督とオーバン提督に地球周辺まで戻るように指示する。
地球周辺にはスクルドとスコーネ、グローサが展開している。これを抜かれればムーラーの本拠地は地球上に到達することになる。
グローサのエレクがレーダーに巨大な影を捉える。マリア艦長は6機のエレクを広く展開させ索敵させる。巨大な影は1つだけではなかった4つの影を確認する。
スクルド、スコーネが向かう。さらに広く索敵すると巨大な影は6つ確認される。こちらは強硬偵察艦が3隻である一度に来られると対応しきれない。
俺はスノウビューティーに乗り込み輸送艦から発進する。そしてスノウビューティーの盾から魔力弾を射出して、その魔力をコントロール下に置く。さらに魔力をスノウビューティー全体に上掛けして、魔力を纏う。
ドニィーシャがウルクでついてくる
「ムーラーに突っ込むの。」「ああ、本拠地を少なくとも3基片づける。」
「私もついていくわ。」「危ないぞ、やめておけ。」
「でも。」「命令だ。」
ドニィーシャも命令には逆らえない。
「帰ってきてね。」「分かっている。」
俺はスノウビューティーを加速させ影の1つに近づく、やはり本拠地である。ムーラーが出てくるが無視して、ライフルに魔力を乗せ本拠地を撃つ。
SPA砲並みの威力の攻撃は本拠地を9割ほど消し去る。残りをもう一度撃ち、完全に消し去る。
ムーラーが近づいてくるが、魔力を纏ったスノウビューティーの加速にはついてこれない。