第229話 ムーラー4度目の襲来14
ルーカス提督の艦隊は小惑星帯の前で広く展開し索敵を行っている。
上方を索敵していたエレクがムーラーと接敵する。ムーラーの数が多くエレクは取り囲まれる。僚機が応援に向かうがムーラーに捕まってしまう。
エレクは、ビームバルカンを掃射して応戦するがムーラーの群れに飲み込まれる。
ルーカス提督は全艦の艦首を上方へ向けさせ上方に面でムーラーを迎え撃つように艦の配置を変え搭載機を全機発進させる。
82機のフレームシリーズがムーラーの群れに向かう。
ムーラーの群れは艦隊を飲み込むような数の多さである。ルーカス提督は各艦に熱核弾頭ミサイルの発射を命じる。
ムーラーの群れに穴が開きフレームシリーズが盛り返す。
ルーカス提督は、すでにジェームス提督と前線基地には応援を求める連絡をしている。彼はバルトルト・アッペル副長に聞く
「ジェームス提督はどのくらいで駆け付けると思う。」「30分位かと。」
ルーカス提督は各艦にSPA砲の使用許可を出す。各艦はSPA砲を発射し、ムーラーの群れを削っていく。
これでフレームシリーズの戦いは楽になるが、ムーラーに捕まり自爆するフレームシリーズが出てくる。
ムーラーは艦船にも迫り始める。ルーカス提督は、冷や汗をかきながら、応援が駆け付けるのを待つ。
右翼に展開していたスクルド級の偵察艦が自爆する。さらに左翼に展開しているスクルド級の偵察艦が自爆する。
フレームシリーズは23機を失っている。ルーカス提督は、艦隊がすりつぶされていくのを感じる。さらにスクルド級の偵察艦1隻が自爆する。
そこへジェームス提督の艦隊が駆け付ける。