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第226話 ムーラー4度目の襲来11

 クーロンヌはムーラーの群れに追われている。しかし、ムーラーは速度が落ち、クーロンヌとの差が開いてきている。

 クーロンヌはすでに8機のエレクを失っている。残っている搭載機は強化ユニットを装備したクリス4機だけである。

 エッカルト艦長は、群れの大きさを考え、SPA砲を2回撃つことを考える。しかしSPA砲は連射ができない。

 エッカルト艦長は、もう少し逃げムーラーの群れとの距離が離れるのを待つ。彼は1回目のSPA砲で群れの5割を消滅できると考える。

 彼はSPA砲の発射準備を指示する

 「クーロンヌ、急速旋回後、SPA砲を発射する」

 「SPA砲発射準備」「バレルロック解除」「バレル内圧力上昇」「バレル内圧力規定値に到達」

 「急速旋回開始」

クーロンヌは船体をきしませながら旋回する。艦首がムーラーの群れの中心を向く

 「撃て」

クーロンヌの艦首から2本のエネルギーの激流が放出される。前方のムーラーが消滅していく。

 「全速後退」「バレルの冷却を急げ」

ムーラーの群れが徐々に距離を詰めてきている

 「乗員白兵戦の用意」

SPA砲の発射が遅ければムーラーの群れに包まれることになる

 「艦砲展開各個に撃て」「バレル冷却完了」

 「直ちにSPA砲発射準備」「バレル内圧力上昇」「バレル内圧力規定値に到達」「撃て」

再びクーロンヌの艦首から2本のエネルギーの激流が放出される。前方のムーラーが消滅していく。

 「クリス全機発進」

クリスが4機発進したとき、クーロンヌはムーラーの群れに追いつかれる。強化ユニットを装備したクリスはクーロンヌに近づくムーラーを排除しながら戦う。

 クリスはムーラーの群れに熱核弾頭ミサイルを撃ち込む。ムーラーの群れに穴が開き数が減る。

 しかしクリスはクーロンヌを守りながら戦っているため、行動が制限される。

 とうとうクーロンヌにムーラーが取りつく。クリスが刀でつぶしていくが、ムーラーが1匹装甲を破りクーロンヌの中に入り込む、乗員が短機関銃で撃つが効果が薄い。

 乗員が1人ムーラーに捕まる、ムーラーは乗員を体内に取り込むと溶かしていく。騎士が剣でムーラーを切り裂き仕留める。

 外ではクリスが1機ムーラーに捕まる。クリスは強化ユニットを外してムーラーから逃れる。

 ここにきて、ムーラーが劣勢になってくる。2匹目のムーラがクーロンヌの装甲を破って侵入する乗員は短機関銃を撃ちながら逃げ、騎士が駆け付けると剣でムーラーを切り裂く。

 ムーラーを殲滅するまでに10匹のムーラーがクーロンヌに侵入され、乗員6人が食われてしまう。

 クリスは4機とも帰艦できたが、エッカルト艦長はこれ以上の戦闘は難しいと判断して前線基地に帰港を命じる。

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