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第225話 ムーラー4度目の襲来10

 レジナはムーラーの群れに追われている。しかし、ムーラーは速度が落ち、レジナとの差が開いてきている。

 帰艦した7機のエレクと4機の強化ユニットを装備したクリスは補給を終えている。

 ムーラーの群れは大きくレジナのレーダーの後方はムーラーの影で塗りつぶされている。ブルーノ艦長は旋回してSPA砲砲を撃ってもムーラーの群れは2割は残ると考える。

 彼は戦うことを考える、このまま群れを放置することはできないのだ。ブルーノ艦長は指示する。

 「船体を急速旋回後、SPA砲を撃つ、その後、熱核弾頭ミサイルを発射、搭載機で殲滅する。」

 「SPA砲発射準備」「バレルロック解除」「バレル内圧力上昇」「バレル内圧力規定値に到達」

 「レジナ、急速旋回」

レジナは船体をきしませながら旋回する。艦首がムーラーの群れの中心に向けられる

 「撃て」

艦首からエネルギーの激流が放出される。前方のムーラーは消滅する

 「熱核弾頭ミサイルを発射」「全機発進。」

ムーラーの群れの残りにミサイルが到達する。ミサイルは近接信管で爆発する。ムーラーの群れに穴が開く。

 7機のエレクと4機の強化ユニットを装備したクリスがムーラーに向かってゆくがまだ数が多い。

 クリスがSPA砲を撃つ。フレームシリーズとムーラーは乱戦状態になる。

 レジナにもムーラーが向かってくる。レジナは艦砲を展開して砲撃する。

 ブルーノ艦長は、白兵戦の用意を指示する。2機のエレクが自爆する。しかし引くことはできない。

 さらに1機のクリスが自爆する。ここでようやくムーラーが劣勢になる。レジナはムーラーの殲滅に成功するが、さらに2機のエレクを失う。

 帰艦したのは3機のエルクと3機のクリスだけである。


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