第222話 ムーラー4度目の襲来7
前線基地から乗員の招集が完了したハインド、トライアンフが発進する。
クーロンヌの索敵に出ているエレクが8機ほぼ同時に接敵する。8機はムーラーの数が多く、あっという間に囲まれる。8機は互いに合流しようとするが距離がある。このままでは各個に撃破されてしまう。
8機はビームバルカン砲でムーラーをけん制し囲みを抜けようとするが数が多すぎる。8機はムーラーの群れに飲み込まれていく、そして爆発が起こり、エレクからの信号が途絶していく。パイロットたちが自爆しているのだ。
エッカルト艦長は、SPA砲の発射準備を指揮をする。彼はクーロンヌがムーラーの群れに囲まれたと判断している。
クーロンヌのレーダーはムーラーの影で塗りつぶされている
「SPA砲発射準備」「バレルロック解除」「バレル内圧力上昇」「バレル内圧力規定値に到達」
「SPA砲の発射と同時に最大船速で前進」「撃て」
クーロンヌの艦首から2本のエネルギーの激流が放出される。前方のムーラーが消滅していく。
しかし、最後のエレクの信号が途絶する。
クーロンヌは群れにできた穴を最大全速で向けていく。さらに砲台を展開して、穴を塞ごうとするムーラーを撃っていく。クーロンヌはムーラーの群れに追われ始める。
ルチヌとミッチェルは、クーロンヌが接敵した地点を目指す。