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第212話 グリゴリーの意見

 ダバオ湾の戦闘が終わって半年後、フレイムランドは落ち着いてきている。こちらから国連にホットラインで3回目の移民の受入れを連絡する。

 国連は移民を軍人に強制的に起用しないように要請してくる。国連はフレイムランドが軍の人員を補充したいと思っているに違いない。

 フレイムランドからは国連に徴兵制度がないことを説明する。

 こうして、3回目の移民が行われる。300人の移民は、浮島の移民受け入れ施設に行き、1か月フレイムランドのことを学ぶ。

 そして、ゲートタウン、カンペール、カスパル、カルピ、ウーディネ、グリルの国土管理局支局は、それぞれ50人ほどの移民を受け持つ。

 各支局は、移民の住居を定め、定職に就く助けをする。それぞれの町は、拡大をしており経済的にも豊かになってきている。求人率も高い。

 このため、仕事を選ばなければ職に就くのは難しくない。もちろん、転職も可能である。

 フレイムランドは、もともと、行き場をなくした人々が集まった国のため、移民とのトラブルは起きていない。

 ゲートタウン、カンペール、カスパル、カルピ、ウーディネ、グリルの6つの町は、移民を受け入れいえいるが、人手が足りない状況は変わらない。

 そてぞれの町は急速に発展しており、どこも人材不足になっている。

 そのような中、グリゴリーからサイーシャに移民以外からも定住希望者を募るべきだと手紙が来る。

 グリゴリーの意見は幹部会で意見が交わされる。軍司令のアーリィは発言する。

 「軍に移住者を受け入れることになりますか。」「いずれはそうなると思います。」

サイーシャが答える。

 「フレームシリーズで亡命でもされると大変ですよ。」「その時はフェンリルを使いましょう。」

ドニィーシャが言う。

 「人材不足は深刻になる前に手を打つべきだと思うがね。」

アサドが発言して、アマルが賛成する。人材は仕事を習熟する期間が必要である。人を受け入れたとしてもすぐに人材が増える訳ではない。

 結局、グリゴリーの意見は採用される。

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