第207話 ダバオ湾の戦い6
神族の軍団の中に変化が起こる。彼らの中で一番大きな気配の神族が無差別に魔弾を撃ち始める。
魔弾はフレームシリーズだけでなく、仲間の神族にも撃ち込まれる。フレームシリーズが数機直撃を受け撃ち落される。
魔弾は強力で盾だけでは防ぐことができない。戦い慣れた者は、盾に魔力のシールドを上乗せして、角度をつけて魔弾を受けはじいている。
俺は無差別の魔弾の撃ち込みに上位の神族エヌルタに不快感を感じる。俺はエヌルタを狙って、俺はライフルに魔力を乗せて撃つ。
SPA砲並みの威力があるが、エヌルタは多重シールドを使い防ぎきる。中位の神族は他のフレームシリーズに任せ、俺はエヌルタの相手をする。
エヌルタは手をかざすと魔弾を俺に撃ち込んでくる。魔弾は、先ほどの魔弾とは比べ物にならないほど威力がある。
俺は、多重シールドを張り、盾を構える。魔弾はすべてのシールドを突き破り盾に激突する。盾は角度をつけて受けており、魔弾を何とかはじく。
俺はライフルに魔力を上乗せして、エヌルタに連射する。エヌルタは避けようととするが、ライフルのエネルギーは魔力に包まれており、俺がコントロールしている。
逃げるエヌルタにライフルのエネルギーが直撃する。しかし、彼は多重シールドを展開していたのか初弾は防がれる。
2発目、3発目が彼に直撃する、シバなら消し去ることができたかもしれないが、彼は耐える。だが、ダメージが大きいのか、逃げ出す。
俺はスノウビューティーを加速させ後を追う。エヌルタが抜けた戦場ではフレームシリーズが神族を押し始める。
クリスを駆るアルムは、刀を使って神族を切っていく。エレクを駆るイザベラとシストは、ライフルとビームバルカン砲を近いわけ撃墜数を競い合っている。