第201話 移民受け入れ施設
フレイムランドでは浮島の住居階層の2階層目に移民を一時的に受け入れる施設を作ることを決定する。
浮島は現在は首都としての機能と軍事施設としての機能が中心であり、経済の中心はゲートタウンに移っている。
このため、住民は10分の1まで減っており住居階層は1階層目だけでも広いくらいになっている。
2階層目にいる住民を1階層目に移ってもらい2階層目を移民専用の階層とした。
移民用の施設は建築中で最終的には100万人収容の施設になる予定である。
国連は2回目の移民は200人を依頼してくる。200人はまず浮島の移民用の施設に行き、1か月間フレイムランドのことを学ぶ。
その後、ゲートタウン、カンペール、カスパル、カルピ、ウーディネ、グリルの国土管理局支局は30人ほどの移民を受け持つ。
支局では、それぞれの移民に住居を定め、定職に就く手助けをする。どの町でも町が拡大をしており人手不足であるため、仕事を選ばなければ職に就くのは難しくない。
2回目の移民であることと移民からなっている国だあるため移民には寛容で、住民とのトラブルは起きていない。
国土管理局の支局には、機密に触れた可能性のあるものを調べておくように前もって指示している。今回もスパイなどが紛れ込んでいる可能性を考慮している。
幹部会では、国連は今回も調査員を派遣してくると考えていたが申し入れはない。代わりに国連は3回目の移民300人の受け入れを依頼してくる。
移民の条件に宗教の制限があるため。まだ、移民は少ないがフレイムランド内の状況がわかってきたため、希望者は増えているようである。
フレイムランドの宗教の制限は個人で信じることは自由だが。布教や教会、寺院などと立てることはできない。
また、宗教上の争いは重罪である。神と共に生きる人にとっては受け入れがたいことになるに違いない。