第191話 グリゴリーの結婚
グリゴリーはカロルの家へ行く。カロルは家に帰っていたが親は仕事に出ていない。
カロルはグリゴリーに言う。
「何の用。」「カロルと一緒にいたい。」
「私を守るためでしょ。」「カロルが好きだから一緒にいたいんだ。」
彼女は赤くなるがグリゴリーを問い詰める。
「また、言われてきたんでしょ。」「違う、自分で考えてきた。」
「何を考えたのよ。」「もっとカロルと近くにいたい。」
「分かったわ、中に入って。」
カロルはグリゴリーを居間に通し、お茶を出す。グリゴリーはカロルに言う。
「さっきはすまなかった。」「終わったことよ。」
「カロルの気持ちを考えていなかった。」「分かったわ、それでどうしたいの。」
「結婚しよう。」「結婚て何?」
「フレイムランドにはないが、ほかの国では普通にあるものだ。」「何をするの。」
「愛を誓いあって、生涯をともにすると誓い合うものだ。」「そ、そうなの。」
「カロル、結婚してくれ。」「急に言われても困るよ。」
「だめか。」「だめじゃない、いいよ。」
「ありがとう。」「どうするの。」
「僕はカロルを愛し、生涯をともにすることを使います。」「私はあなたを愛し、生涯一緒にいます。」
グリゴリーはカロルにキスをする。
「これでいいの。」「たぶん、教会とかないからこれでいいと思う。」
「いい加減ね。」
2人きりのささやかな儀式は終わる。
そして、2人はサイーシャに結婚の報告をする。サイーシャは喜び、俺に報告へ行くようにする。
俺は2人に会う。
「グリゴリーとカロル、ご結婚おめでとう。」「ありがとうございます、陛下。」
「ランド3のことは聞いている、これからも2人仲良く活躍してくれ。」「はい、陛下。」
俺はいずれグリゴリーを幹部に取り立てることを考える。