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第180話 侵入者2

 2人の神族は俺に向って言う。

 「フレイムランドの王よ、こんなところに隠れていたか。」「誰か知っているか。」

俺はドニィーシャとサイーシャ、アピルに聞く。3人は揃って答える。

 「陛下、存じません。無名の神族です。」

俺は神族に聞く。

 「無名の神族よ、何か用か。」「俺はセベク、こちらはネイトだ、無礼だぞ。」

 「そうか、用はなんだ。」「お前に服従の機会をやろう。」「それはありがたいのか。」

神族の物言いにドニィーシャ、サイーシャの顔つきが変わる。2人は彼女たちの怒りを買ったのだ。

 「お前はこの世界の王になるのだぞ。」「それはすごいな。」

 「それにお前が侍らせている女たちを差し出せば、神族の女をやろう。」「それはどういうことかな。」

俺は右手を上げながら尋ねる。俺は2人の神族を殺すことに決めた。2人は俺の怒りを買っていることに気づかない。

 「物々交換だよ。」

彼らの答えに俺は無言で手とおろす。次の瞬間、ドニィーシャとサイーシャが動く。

 ドニィーシャはセカンドアクセルでセベクに迫り首をはねる。彼は首をはねられたことにも気づいていないだろう。

 サイーシャはネイトを凍らせると同時に魔力の剣で首をはねる。

 俺は彼女らが以前より断然強くなっていることに気づく。

 俺は2人を褒める。

 「見事だぞ。」「陛下のおかげです。」

2人は跪いて答える。

 魔族とは違い、神族は尊大な態度を取り続けるようだ。

 第1次戦闘態勢は解かれ、避難指示も加除される。広報担当は中位の神族2名を撃退したことを伝える。

 数年ぶりの神族との戦いで勝利したのだ。浮島の住民はお祝いを始める。

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