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第163話 モーリス教諭と魔眼3

 モーリスは、魔力の気配を察知して魔導士の位置を把握する。彼は、床に手を当てると魔力を床に流す。

 20名の魔術師は、床から突き出した大きなトゲに串刺しにされる。彼らは即死した者もいれば、まだ息のある者のいる。

 カロルは青くなる。グリゴリーはカロルに言う。

 「魔導士の戦いはこういうものだ、慣れておいた方がいい。」「あんただって初めてでしょ。」

 「母との模擬戦はこんなものではなかった。」

グリゴリーは思い出したように苦そうな顔になる。カロルはサイーシャの異名「魔女殺し」を思い出す。

 モーリスは、友人にでも話しかける感じでボニートに言う

 「魔眼を探しているけど、どこかな。」「話すわけないだろう。」

モーリスは足で床を蹴る。床からトゲが突き出し、ボニートの左足を串刺しにする。

 ボニートは激痛に叫び声をあげる

 「もう一度聞くけど、魔眼はどこかな。」

モーリスの口調は変わらない。

 「俺が死んだら、魔眼は戻らないぞ。」

ボニートは苦しそうに声を上げる。モーリスは再び床を蹴る。

 床からトゲが突き出し、ボニートの右足を串刺しにする。グリゴリーが言う。

 「時間の無駄です、脳を取り出して、調べましょう。」

ボニートは冷や汗をかきながら青くなり、しゃべりだす

 「言う、言う、全部話す、魔眼はオークションだ。」「どこのオークションだ。」

 「地下のオークションだ。」

モーリスは浮島の地下オークションを思い出す。

 「もう、カスパルの外か。」「そうだ、2日後のオークション出されることになっている。」

ボニートは自分の命のため必死に話す。モーリスは騎士団に連絡し、ボニートを引き渡す。

 彼はグリゴリーとカロルの2人に言う。

 「地下オークションは騎士団も力が及ばないだろう、危険だがどうする。」

グリゴリーはモーリスに聞く。

 「先生は戦うつもりですかオークションに参加するつもりですか。」「オークションに参加するよ、戦闘は無謀だ。」

 「分かりました行きます。」

グリゴリーとカロルも行くことになる。



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