第154話 ジェームス提督の艦隊の参戦
スクルドの砲台の1つが砲撃を受け使えなくなる。スコーネ、グローサも砲台に直撃を受けてしまう。俺たちは確実に戦力を削られている。
その時、ジェームス提督の艦隊から通信が入る。艦隊は戦闘を目視で確認し、フレームシリーズを全機先行して発進させている。
数分後、84機のフレームシリーズが戦場に到着する。今度は敵機とフレームシリーズの立場が入れ替わる。
敵機はフレームシリーズに数で押され始める。フレームシリーズは連携を取り敵機を追いつめる。さらにラスクの戦闘艦にも攻撃が加えられる。
俺も敵機を撃破しながら味方を援護する余裕ができる。イザベラとローガンも撃破数を伸ばしていく。
彼女らは交互に役割を分担して戦う。イザベラが敵機を追い立てローガンがライフルで狙撃して、次にはローガンが追い立ててイザベラが仕留めているのだ。
そして、ジェームス提督の艦隊が到着する。艦隊は10隻であり、まだラスクの艦隊の方が数が多いが無傷の艦隊である。
段々ラスクの艦隊は押され始める。スクルド、スコーネ、グローサも生きている砲台で砲撃を続ける。
ついに敵機を掃討するがその間に10機のクリスが撃墜される。ラスクの艦隊は搭載機を失い、フレームシリーズの攻撃にさらされる。
完全に俺たちに優位に戦闘が推移する。ラスクの戦闘艦が沈み始める。
ジェームス提督の艦隊の戦闘艦にも損傷が出るが軽微である。
第2分艦隊から降伏の連絡があるが、戦闘は継続される。
それから、しばらくして第2分艦隊は消滅する。