第152話 対第2分艦隊
作戦を実行することになる。アンドロイドのスクルドがスコーネとグローサとリンクする。
彼女はスクルド、スコーネ、グローサのSPA砲をコントロールする。彼女が発射行程を報告する
「バレルロック解除」「バレル内電子、加圧開始」
「3隻ともバレル内正常に加圧中」「グローサ、目標値に到達」「スクルド、スコーネ、目標値に到達」
「発射準備完了」
俺は、アンドロイドのスクルドに指示する。
「カウント5で発射する、カウント始め」
彼女はカウントダウンを開始する。
「カウント始めます、5、4、3、2,1、0」「撃て」「発射」
3隻の艦首からエネルギーの激流が放出される。
ラスクの第2分艦隊の十数隻がエネルギーの激流に飲まれて消滅する。
スクルド、スコーネ、グローサはステルススクリーンを解除して、SPA砲であけた穴を利用して艦隊に突入する。既に展開している艦砲で艦隊を射撃する。
艦隊は混乱する。しかし、一部の艦が発砲して反撃してくる。
スクルド、スコーネ、グローサからクリス、ホワイトフラウが発進する。俺もスノウビューティーで出撃する。
俺は手近なラスクの艦船をライフルで攻撃する。ラスクの艦船からも搭載機が発進してくる。
人型から足を取り除いた形をしている。複数の搭載機が攻撃してくる。
俺は攻撃をすれすれに小さな動きでかわし、盾に内蔵するビームバルカン砲で狙い落としていく。
スノウビューティーはフレームシリーズより性能が良いため、敵機に対しても優位に戦える。
しかし、搭載機の数でも多勢に無勢である。敵が混乱しているうちにどれだけ敵の数を減らせるかで俺たちの生死は決まるだろう。