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第139話 魔術戦の訓練

 俺はドニィーシャとの剣術の訓練だけではなく、サイーシャとの魔術戦の訓練でも少しづつ進歩している。最初はAだった魔術師のランクはA++になっている。

 これまでは、魔力をいかに早く発動させるかを考え訓練してきたが今は瞬間的に魔力を高める訓練もしている。しかし、剣術以上に歩みは遅い。

 当然、ランクS++のサイーシャには全くかなわない。最初から発動する魔力の大きさが違うのだ。

 しかし、俺には戦闘中に放出した魔力をコントロール下に置くことが出来ている。この魔力を自分の発動する魔力に上乗せできればと思っている。

 今日も午後のアピルの講義の後、サイーシャとの魔術戦の訓練をする。

 俺はサイーシャに魔弾を撃ち込むがシールドに防がれる。サイーシャが魔弾を撃つ、俺はかわすが魔弾はコントロールされており追尾してくる。

 素早く魔弾を撃ち、魔弾を撃ち落とす。俺は瞬間的に魔力を高め魔弾を撃つ、サイーシャはこれもシールドで防いでしまう

 「魔力を高めているのがまる分かりですよ。」

サイーシャが忠告する。今度は、瞬間的に魔力を高め魔弾に力を集中させサイーシャに撃つ。

 サイーシャはシールドで受けずにかわす。

 「今のはなかなかいいですよ。」

サイーシャが合格点を出す。しかし、サイーシャは余裕である。

 そこで、訓練中に使った魔力を使ってこっそり魔弾を作り上げ、彼女に撃ち込む。彼女は魔弾を撃ち俺の魔弾を撃ち落とす。

 俺のやることがすべて見通されているようだ。サイーシャは俺に言う

 「陛下は力の発動が気配で読み取れます。気配を消すようにしてください。」「分からないようにしているつもりなんだが。」

 「そうですね、慣れるしかありませんね。」

 サイーシャは俺に説明するのを諦めたようだ。同じことは前から何度も言われているが思うようにできないのだ。

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