表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
135/346

第135話 強行偵察艦グローサ

 月の門の造船所でマリアの乗艦する船が完成する。スコーネは新造艦受領のためマリア達クルーを乗せ造船所に向かう。

 月の裏側へ行き門の中への航行許可を待つ、管制官から指示が来る。

 「スコーネ、通過を許可します。」

スコーネは発進し門を通過する。

 門の中側は巨大なドックになっている、ここで艦船の造船や修繕が行われる。ドックの管制官から通信が入る

 「スコーネは23番ドックに接岸ねがいます。」「了解。」

スコーネがドックに接岸するとゲートが閉じられ、中に空気が満たされる。案内役がドックに入って来る。

 マリア達クルーとアーシャが船を降りる。案内役は

 「強行偵察艦グローサは隣の24番ドックにあります。」

と言って、先導する。

 そして、24番ドックへ行くとグローサが発進の時を待っている。グローサはスクルド級で近衛艦であるため、スクルドとスコーネと形と色は一緒である。

 早速、マリア達は乗り込みチェックを始める。アーシャがマリアに聞く。

 「マリア、大丈夫。」「アーシャ、私は艦長なんですよ。」

 「分かっているわ、浮島まで一緒なんだから頼ってね。」「まさかグローサに乗って帰るつもりですか。」

 「ええ、心配ですもの。」「スコーネに戻ってください。」

マリアのスコーネでの勤務でアーシャとマリアは仲良くなる。そして、アーシャは、マリアを妹扱いしている。

 アーシャは仕方なくスコーネに戻る。ソフィア副長がアーシャに言う

 「艦長、マリア様に追い返されましたか。」「ええ、心配だわ。」

 「彼女は優秀ですよ。」「分かっているわ。」

グローサからスコーネに発進準備完了の連絡が入る。スコーネは管制に発進許可を求める。

 「こちらスコーネ、発進許可を願う。」

ドックの空気が抜かれゲートが開く、管制官から通信が入る

 「23番ドック、スコーネ発進願います。」「スコーネ発進。」

スコーネはゆっくりと発艦する。グローサも管制に発進許可を求める。

 「こちらグローサ、発進許可を願う。」

24番ドックの空気が退かれてゲートが開くと管制官から指示が入る。

 「グローサ、発進を許可します。」「グローサ発進。」

ドックからグローサがゆっくりと出てくる。2隻は揃って浮島へ向かう。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ