第120話 フロンの要請
フロンが加古直美を伴って東京の拠点を訪れる。このことは直ぐフレイムランドに伝えられる。
相手が神族のため、ドニィーシャが拠点へ向かう。フロンはドニィーシャと話す
「神族から目を付けられてしまった。」「彼女と暮らしていることですか。」
「そうだ、神族は人間を恋愛の対象とは見ていない、俺は異端なんだ。」「私たちには何を求めますか。」
「加古直美を保護して欲しい。」「あなたはどうするのですか。」
「戦う。」「相手に勝てるのですか。」
「いや無理だろう、相手は複数だ。」 「上位の神族は出てきますか。」
「今回は出てこないだろう、中位の神族が4、5人のはずだ。」「では、フレイムランドの騎士が加勢してもいいですか。」
「構わないが危険だぞ。」「神族を殺せるいい機会です。」
ドニィーシャはフロンを囮に神族を倒すことを考える。直美はフレイムランドの王宮に客として迎える。
そして、日本政府に近いうちに神族との戦闘があることを伝える。政府は東京での戦闘に難色を示すが戦闘は避けられない。
戦闘の始まる場所としてフロンたちが住んでいるアパートの周辺の住人の避難を要請する。
神族との戦闘には、騎士として俺とドニィーシャ、サイーシャ、カイル、ケイティ、ヴァンスの6人が参加し、戦闘艦としてスクルド、スコーネが参加することになる。
フロンはアパートに留まり戦いの開始を待つ。俺たちは上空に滞空したスクルドで時を待つ。
突然、戦闘は始まる。フロンのいるアパートが吹き飛んだのだ。フロンは爆発の中、空中へ飛び上がる。
相手は気配を殺して魔弾を撃ち込んだのだ。しかし、フロンにダメージは見当たらない
「さすがはフロンだな。」
ナブーは得物を見るような目をして言う。神族は5人いる。
俺たちはスクルドから出撃をする。