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8話 インヴィジブル・アンテッド娘ラン・サーイキのお仕事

 シ・カイト「お前達は我の何だ?」


 ボク「はい、ラン・サーイキはシ・カイト様の忠実な眷属にして夜伽婦です…」


 シ・カイト「そうだ。それでいい。ラン・サーイキお前は処女か?」


 ボク「はい、ボクは一度たりとも男に肌を許した事はありません」


 我が主、不死王(ノーライフキング)シ・カイト・オワーリ様に、ボクの乙女を捧げる事は、身も心も魂さえも、シ・カイト様に仕える忠実な眷属として黄泉がえったボクには、名誉なことであり誇らしい事だ。


 既視感が、ボクの心を掠める。


 以前にも同じ事を経験した事がある様な。・・・


 シ・カイト「今宵は、お前の歓迎の宴だ。我に純潔を捧げる事を終生の誇りとして、我と楽しむが良い」


 ボクが、今迄、侶伴に巡り合わなかったのは、シ・カイト様と出会う為だ。


 不死王シ・カイト・オワーリ様こそ、ボクの主にして、永遠の侶伴なのだ。


 ボク「シ・カイト・オワーリ様に身も心も魂さえ差し出して、永遠にお仕えします」


 シ・カイト「皆の者、お前達も楽しむが良い」


 ボクの歓迎の酒池肉林の宴は、数十人のアンテッド娘達と共に、ダンジョン最深部の夜伽の間で10日間続けられる事になるのだった。


 マモルノ辺境伯令息の身体に憑依した、シ・ガイト様に、ボクの初めてを捧げ、ボクは念願の貴族の貴公子と結ばれたのだった。


 そして、初めて女としての喜びを知る事になる。


 その後、シ・ガイト様は、捕らえた貴公子の身体を幾度も取り換えて、ボクや他のアンテッド娘達と激しく愛を交わした。


 アンテッド娘は、生者で無い為、食事を取る事も眠る事も必要としない。


 疲れる事も無い。


 アンテッド娘して黄泉がえったボクは、19年間知らなかった快楽の喜びに、無我夢中に貪った。


 この世ならざる者として、黄泉がえったボクには、この世の倫理観に縛らる事も無い。


 女同士で戯れ愛し合う楽しみも目覚めた。


 女同士で戯れるのは、シ・ガイト様に抱かれるとは、違った楽しみと喜びがある。


 アンテッド娘として、生まれ変わる素晴らしさを世の女達に知らしめるばならない。


 ※ ※ ※


 鬼火松明の青白い炎に、照らされた隧道に詠唱が木霊する。


 女魔法使い「炎の聖霊よ契約に従い集い炎の矢となり我が敵を焼き尽くせ。滅火矢」


 聖女「女神の聖光よ黄泉がえり亡者を浄化したまえ。聖光波」


 ボク「無駄、無駄 君達程度の魔力では、ボクの防御結界にはかすり傷一つ付ける事は出来ないよ」


 聖女「スケルトンを浄化した私の聖光波が通用しない・・・」


 女魔法使い「今迄、多くの魔物を焼き払ったわたくしの、火炎魔法が通用しませんわ・・・」


『帰らずのダンジョン』に、攻略に来た5人組冒険者チームは、女性メンバー残して死んだか、半死半生で、冷たいダンジョンの石畳みに横たわっている。


 リーダーの剣士と副リーダーの槍術士は虫の息だが、盾役の大男は、ボクに首を刎ねられ首無し死体としてダンジョンに床に横たわっている。・・・


 右手に持つ盾役の首を女魔法使いと聖女に投げつた後、愛刀に電撃魔法を付与すると峰打で切りつける。


「残るはお嬢さん達だけだ。帰らずのダンジョン四天王リーダー、インヴィジブル・アンテッド娘ラン・サーイキの手に掛かる名誉としれ」


 女魔法使い・聖女「「・・・」」


 ハイレグビキニアーマーを纏うボクの美しい姿に見とれて声も出ないようだ。・・・


 3級冒険者チームの5名を倒してボクの本日の仕事は、終わりを告げた。


 倒した、冒険者達は勿論、アンテッドして黄泉がえり我が主、不死王シ・カイト・オワーリ様に眷属として、身も心も魂さえ捧げて永遠に使える事になる。


 盾役の大男は、ボクが首を刎ねたから、デュラハンとして。


 槍術士の青年は、肉を剥ぎ取りスケルトン槍術士として。


 リーダーの剣士は、金髪碧眼の美男子なので、シ・ガイト様の依り代として。


 聖女は、清潔感のある黒髪碧眼の美少女で、魔法使いは、燃える様な赤毛の美女だ。


 2人は、女魔法使いと聖女は黄泉がえり、夜伽婦としてアンテッド娘ハーレムの一員として、シ・ガイト様に、身も心も魂さえ捧げ永遠に使える事になる。


 アンテッド娘として黄泉がえった、2人は年老いる事は無く永遠に、若さを保ったまま仮初の生を生き続ける事になるのだから。


 その夜、アンテッド娘として黄泉がえった、2人の歓迎の酒池肉林の宴が、ハーレムメンバー全員参加で、開催された。


 美男子の剣士に憑依した、シ・カイト様が2人を3日3晩可愛がり、其の後ボク達ハーレム要員が、新入りを歓迎する為、かわるがわるに魔法使いと聖女と戯れ愛を交わした。


 女神に貞節を捧げい生涯に渡り純潔を守る聖女もシ・ガイ様とボク達、アンテッド娘達のお陰で女の喜びと背徳の快楽に目覚めたみたいだ。


 聖女「シ・ガイト様さ愛を交わす事が何よりも勝る喜び。又、女同士で戯れる事は、今迄知らぬ喜び」


 随喜の涙流して喜んでいた。


 又、魔法使いは、リーダーの剣士に片思いをしていた様で、結ば事を喜んでいた。


 女魔法使い「わたくしと貴方は身分の差があるので結ばれぬ運命(さだめ)めと諦めていましたが、この様な形で結ばれるとは」


 筆舌しがたい酒池肉林の宴は20日間、昼夜を問わず続けられた。・・・


 ※ ※ ※


 その後の5人のもと冒険者達は、槍術士は、スケルトン兵の10人隊長として、盾役の大男はデュラハン10人隊の一員として『帰らずのダンジョン』を考攻略に来る冒険者達と戦っている。


 女魔法使いと聖女は勿論、夜伽婦として不死王シ・カイト・オワーリ様に、身も心も魂さえ捧げてお仕えしている。


 今では、女魔法使いのカリーナと聖女のミコは、バクの妹分として四天王のリーダーであるボクと仲良しだ。


 シ・カイト様に、夜伽の間で可愛がって貰う時も3人一緒だ。


 尚、3人一緒に可愛がって貰う時は、シ・カイト様は美男子の剣士に憑依する事が多い。


 仕事が無い時は、3人で集まり戯れ愛を交わす毎日だ。


 ボク達3人は、仲良しなのでお揃いのチタンと黄金のハイレグビキニ―アーマーを身に纏っている。


 カリーナとミコはボクより160cm、165cmと背は低いもののボクに劣らぬにナイスボディの持ち主なので露出の多い、ハイレグビキニアーマーがよく似合う。


 ボク達、3人のハイレグビキニアーマーを纏った姿は、我が主、シ・カイト様や、他のアンテッド娘達にも評判が良い。


 ※ ※ ※


 不死王シ・カイト・オワーリ様の闇の魔力を注がれ黄アンテッド娘として蘇ったボクは、新たに透明化の特殊能力が覚醒した。


 ボクの名は、インヴィジブル・アンテッド娘ラン・サーイキ。


『帰らずのダンジョン』四天王のリーダー兼シ・カイト様のアンテッド娘ハーレムのメンバーだ。


 役目は、全国各地から仲間に迎える為に、美少女、美女、美男子を浚う事とダンジョンを攻略に来る冒険者達と戦い仲間(アンテッド)に迎える事だ。


 今回の『帰らずのダンジョン』に攻略に来たのは、美少女・美女の4人で結成された冒険者チームだ。


 今回の冒険者チームは、久々に手応えの有りそうな相手なので四天王+2名で歓迎に向かう事にしよう。


 仕事後に、冒険者チームの美少女、美女達を主賓に迎えて夜伽の間で開催される歓迎の宴が楽しみだ。


 ようこそ、冒険者の皆さん『帰らずのダンジョン』のアンテッド娘の一同は、冒険者のお越しを心から歓迎しますよ。


 特に、美女、美男子の冒険者は、大歓迎だ。・・・

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