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5話 女冒険者リョクトの呪われた転生

 俺の名は、リョクト。


 生業は、3級冒険者だ。


 年齢18歳


 身長は166cm


 体重は48㎏


 スリーサイズは、バスト77cm、ウエスト60cm、ヒップ90cm


 性別は、肉体は女だが、魂は男だ。


 俺は、日本から異世界に転生したが前世は、男性だった。


 前世の俺が、何歳で死に至り、何故、異世界に女して転生したのは俺には分からないが、幼い頃より身体が女である事に違和感しかなかった。


 10歳の誕生日に、前世の記憶が覚醒して俺の違和感の正体が氷解した。


 俺の前世は男で、間違って女に転生したのだ。


 成長にするにつれて、肉体と魂のギャブに悩む事になる。


 身体は、女として成長するのに、魂は男のままであり続けた。


 両親も友人達も、俺の事を男勝りの元気な女の子だと思っていた様だが。


 俺には魔法と剣術の才能があり16歳の成人日に、故郷の村を離れ、辺境の街で冒険者になった。


 尚、16歳の誕生日を境に、両親から名付けられた名前、カリーナを改めて、前世の名前、リョクトを名乗っている。


 冒険者しては、才能があった様で2年足らずで、初級冒険者から3級冒険者に昇格した。


 3人の仲間と冒険者チーム『緑の疾風』を結成した、俺は辺境の街を拠点に、スライム、ゴブリン、オーク等の害獣駆除や商隊の護衛等をメインに、冒険者稼業を続けていた。


 3人の仲間達は、妙齢の娘達で、モデル体型の俺と違いグラビアアイドル顔負けのプロポーション待ち主ばかりだった。


 彼女達の容姿、プロポーションは、前世の俺、緑河 緑斗(みどりがわりょくと)の好みのタイプの女性ばかりだったのだ。・・・


 俺は彼女達を仲間として無く異性として意識している。


 其の事が、俺を苦しめる。


 転生者として苦悩に満ちた日々を過ごしいた日々いた。


 転生したから18年間の俺の人生に、終止符が打たれる事になる。・・・


 ※ ※ ※


 簡単なゴブリン駆除の以来の筈だった。


 我々『緑の疾風』は、巣穴でゴブリンの大半を駆除を終わり、残りはこの集団のボス、ゴブリンウィザードを、残すのみとなった。


 ゴブリンウィザードは、並のゴブリンと違い強敵だった。


 電撃呪文や火炎呪文で攻撃してきたが、仲間の魔法使が、魔法で攻撃魔法を相殺して、俺が聖剣『緑の殺戮者』で一撃を加え葬った。


 辺境の村を襲っていた、害獣ゴブリン達の脅威は俺がリーダー勤める『緑の疾風』の活躍で取り除かれた。


 しかし、ゴブリンウィザードは、最期の呪文を発動した俺の命を奪った。


 来世は男に転生する事を願い俺の意識は、暗闇に呑まれた。


 ※ ※ ※


 気が付くと俺は、ゴブリンに転生していた。


 ゴブリンに転生した俺は、前世の記憶はあるが人としての理性は、無い。


 前世の俺が、葬ってはゴブリンと同様に欲望のままに行動する卑しい獣だった。


 巣穴で寝起きをして、特に理由は無いのに人々を襲いる甚振り楽しむ獣だった。


 ゴブリンは、雌雄同位体であり卵生で、2~3年で生殖可能迄、成長する。


 俺もゴブリンに、転生後は他のゴブリンと交わり、卵を産み生ませた。


 ゴブリンは驚異的な繁殖為、常に欲情している。


 人間の女達を襲い犯すのは、己が欲望を満たす為である。


 俺も劣情身に任せて、女達を誘い犯し殺した。


 正に鬼畜の行いだ。


 其の事が、俺を苦しめた。


 肉体は卑しい獣でも本能に支配されているが、魂は冒険者リョクトなのだから。


 俺のゴブリンとしての日々も幕を下ろす事になる。


 冒険者チームに、5人の仲間と共に、駆除されたのだ。


 最弱の魔物であるゴブリンが、冒険者敵う筈も無く俺も女剣士に袈裟懸けに切られて絶命した。


 ※ ※ ※


 俺は、又、異世界にゴブリンとして転生した。


 転生した俺は、ゴブリンリーダーとして魔王軍の先兵として人間の村々と襲い、村人達を襲い女達を犯し殺す日々だった。


 無力で武器を待たない村人達ならば、ゴブリンでも襲い殺略して廻る事は、可能だが、訓練された人間の軍隊に敵う筈はない。


 魔王軍の先兵でゴブリンリーダーである俺のゴブリンの集団は、人間の軍隊に討伐された。


 再び、異世界に転生した俺は、ダンジョンマスターに仕えていた。


 洞窟の岩陰に隠れていた、俺はダンジョンの探査に来ていた3人組の冒険者に襲いかかったが、雑魚キャラのゴブリンが冒険者にななう筈も無く女魔法使いに火炎魔法で黒焦げにされ転生3日で、ゴブリンとしての生涯に幕を下ろした。


 その後、俺は、幾多の世界でゴブリンとして転生を繰り返した。


 ゴブリンの勇者、ゴブリンの魔王、ゴブリンの賢者等、時には理性ある存在として転生したが、大半の転生が理性なき欲望のまま行動するゴブリンしてだ。


 ゴブリン、ゴブリンリーダー、ゴブリンナイト、ゴブリンキング等の上位種のゴブリンとしても転生した。


 幾多の世界でゴブリンと転生した俺だが、冒険者、勇者に人類の敵、害獣として葬られ駆除される運命だった。


 殺されても殺されても俺は幾多の世界でゴブリンして転生を繰り返した。


 時には、ゴブリンの麗しい姫君として、時には流れ者や流れ者等の無法の輩に春をひさぐ下級娼婦として。


 その後も幾多の世界で、転生を繰り返したが、人間やエルフ、ドワーフ等の亜人に転生する事は無かった。


 幾多の世界での転生は、全てゴブリンとして。


 ゴブリンウィザードが、己が命と引き換えに俺にかけた転生の呪詛により、俺はゴブリンにしか転生が出来なくなっていたのだ。


 森に暮らすハイゴブリンの王女して転生した俺は、ハイゴブリンの王女しての15年の生涯に幕を下ろした。


 平和に暮らしていた森の民は、無法のな冒険者の一団に襲われたのだ。


 俺の民は、男達は殺され女達は辱められて殺された。


 俺も姉妹達と裸に剥かれた上、数人の男に辱められて殺された。


 平和に暮らす森の民、ハイゴブリンが襲われ殺されたのは、ハイゴブリンが、人間でも亜人でも無く魔物にして認識されている其れだけの理由だった。


 魔物なら、奪い殺し犯しても罪に成らないらしい。・・・


 人間の男もゴブリンに、劣ら卑しい獣である事を俺は、悟った。


 獣の様な冒険者の男達に辱められ殺された俺は、再び幾多の世界で、ゴブリンに転生して生涯を終えた。


 幾度転生して俺の魂が、冒険者リョクトである事に変わりがない。


 其の事が俺を苦しめる。


 ゴブリンウィザードに、かけられた呪詛解ける日が訪れるだろうか。


 俺の魂が呪いから、解放され女神の身元で召されて安らかに過ごせる日々が、訪れるだか?


 其れとも時がつる果て迄も、ゴブリンとして転生を繰り返すだろうか。


 女神よ、我が魂を救いたまえ。


 又、俺はゴブリンに転生してゴブリンとしての人生を歩み始める。


 今回の転生は、ゴブリンの美しい女戦士として、獣もの様な山賊や冒険者等の無法の輩からゴブリンの民を守るのが俺の役目だ。


 今回は、理性あるゴブリンの女戦士に転生出来たので、ゴブリンの民を無法の輩から守る為に、頑張りたいと思う。


 無垢なゴブリンの民を襲う無法の輩から、女戦士ミドリコが、許さない。


 全て我が魔剣「黒の業火」で葬り去ってくれよう。・・・

誤字、脱字だらけの拙い小説ですが、応援宜しくお願いします。

又、誤字・脱字のご指摘とご感想もお待ちしています。

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