3話 荷物運搬者オウ・コモノのゴブリン娘ハーレム①
俺の名は、オウ・コモノ。
年齢は25歳。
大人の事情で未だに独身だ。
荷物運搬を生業に、している3級冒険者だ。
荷物運搬者は、華々しい活躍をする、剣士や魔法使、地味ながら重要な役目である、治療師等と、比べると目立つ活躍をしない為に軽んじられ、馬鹿にされる事が多い。
俺は、荷物運搬者こそ、チームの縁の下の力持ちであり、チームの要だと思っている。
荷物運搬者が、チームのメンバーの荷物全てを亜空間収納する事で、冒険屋は身軽に魔物や魔獣と戦う事が出来る。
もし、荷物運搬者が、チームのメンバー居ない場合は、冒険者は、100k以上の荷物を背嚢に詰め込み、背負い戦う羽目になる。
100kの荷物を背負い魔物、魔物と戦う事は、不可能なので多くの冒険者チームは、1~3人の荷物運搬者を臨時のメンバーとして雇い入れが普通だ。
俺は、冒険者チーム『暁のバラ』の正式メンバーとして荷物運搬者兼雑用係として華々し活躍のするメンバーに、扱き使われながら底辺冒険者して活動している。
俺は底辺の4級冒険者だが、『暁のバラ』残り3人は2級冒険者で、美女、美少女が揃いだ。
男1人に女3人の冒険者チームと聞けば、ハーレムチームを連想するかもしれないが、実態は美人だが我儘な性格の性悪女に、小心者の俺が振り回されているのが、2級冒険者チーム『暁のバラ』の実態だ。
俺の亜空間収納には、1t迄の荷物が収納する事が出来る。
チームが、冒険に必要な荷物を亜空間収納して運ぶのが俺の役目だが、3人の女達の荷物には明らかに冒険に必要のない荷物も含まれている。
予備の防具や武器が必要なのは分かるが、華美に装飾されたドレスアーマーは必要なのか? 予備の食料として高価な山海の珍味や年代物の葡萄酒は必要か?
魔獣の討伐に等身大の姿見が必要なのか?
ダンジョンの探査に高級化粧品は必要か?
女達の不要な荷物が無ければ、ダンジョンの探査で得たお宝や討伐した魔獣の魔石や角等の貴重な部位も亜空間収納する事が出来るのだが・・・
魔獣の部位やダンジョンのお宝は、俺が予備にもつ空間圧縮背嚢に収納して運ぶ事になる。
尚、女達は自分の武器以外の荷物を運ぶ事は無い。
女達は得物以上に重たい物は持った事は無いのだろう。
『暁のバラ』の荷物運搬と雑用は全て俺に押し付けられている。
駆け出しの初級冒険者の頃から面倒を見て早3年。
彼女達の3人の我儘に振り回され、チーム縁の下の力持ちであり、要である俺を軽んじる傲慢な態度に既に俺の忍耐は限界を迎えていた。
彼女達の傲慢で我儘の態度が、俺に禁断のスキルを使う事を決断させた。
※ ※ ※
コモノ家には、異世界ニホンからの転移者である祖父より一子相伝で引き継がれてきた秘伝のスキルがある。
祖父が、女神から授かったスキルはゴブリンハイマスター。
今迄、女神が授けた事の無いスキルだが、ゴブリンを支配できる能力らしい。
このスキルの特徴は、ゴブリン以外の全ての生物、魔物、魔獣をゴブリンに変身させ支配する事が出来るだ。
又、ゴブリンに、このスキルを使用する事で進化を促す事も出来る。
尚、スライム等の下等な魔物以外は、ゴブリンへの変身は相手の同意が、必要で最弱の魔物であるゴブリンへの変身は、同意する相手はいる筈も無くこのスキルは、使われる事も無く我が、コモノ家に一子相伝のスキルとして受け継がれてきた。
俺が20歳の時に、親父が遠くに旅立ち、俺がスキルを受け継いだ。
祖父や親父と同様に、ゴブリンハイマスターのスキルを使う事無く荷物運搬者して一生を終える筈だつのだが、3人の美しいが、我儘な3人の女達に出会った事が、俺と彼女達の運命を大きく変える事になる。
ゴブリンハイマスターのスキルで、俺を馬鹿にして軽んじる3人の女をゴブリンに変身させ、支配する事にした。
我儘で傲慢な性格もゴブリン娘に変身すれば、従順な性格に矯正される事だろう。
ゴブリンは、ゴブリンの支配者であるゴブリンハイマスターに逆らう事は出来ない。
ゴブリン以外の生物に、ゴブリン変身のスキル使用すると元の生物の特徴を併せ持つ新種のゴブリンが誕生する。
犬をゴブリンに変身スキルを使用するとゴブリン犬が誕生する。
人間にゴブリンハイマスターの変身スキルを使用すれば人間としての理性とゴブリンの能力を併せ持つ新種のゴブリンが誕生する筈だ。
親父よりこスキルを受け継いだ時に、夢枕立った女神よりこのスキルの説明を受け、使い方と危険性は理解したつもりだが、スキルの使い方を練習する為には、練習をする必要がる。
街はずれ森で、野兎やスライムを捕まえてゴブリンに変身さしてみる。
ゴブリン兎やゴブリンスライムが誕生した。
1人で街外れの森に居るとゴブリンに襲われる恐れがあるが、ゴブリンハイマスターのスキルを持つ俺は、襲われる事が無い。
万が一ゴブリンに襲われても俺の臨時収入になるだけだが。
3級冒険者だが、冒険者も10年続けているベテランだ。
ゴブリン如き雑魚に、負ける程に軟な鍛え方はしていない。
愛用の戦棍で返り討ちである。
俺は依頼に必要な道具や武器類は、亜空間に収納して常に持ち歩いている。
可愛そうだが、ゴブリン兎は役に立たないので其の場で殺処分した。
ゴブリンスライムも計画に必要な、毒物を抽出させた後、処分した。
尚、ゴブリン兎とゴブリンスライムからウズラの卵程の大きさの魔石が採取すも事が出来たのは、意外な収穫であった。
俺は、ゴブリンハイマスターのスキルを受け継ぐ迄は、人畜無害の役に立たない屑スキルだと思っていた。
女神よりスキルの説明を受けてもゴブリンハイマスターの本来の能力と危険性を理解していなかった。
実際に、ゴブリンハイマスターのスキルの本来の力の一端と危険性を垣間見た気がしたが、我儘で傲慢な3人の女達の復讐の一念に取りつかれた俺は、このスキル持つ危険性を無視して復讐の計画を進めるのである。
3日後には、『暁のバラ』は、新たな依頼を受け、旅立つ。
その旅の1夜目が、俺の復讐計画を実行するチャンスだ。
復讐の一念に燃える、俺の脳裏に3人の女達の顔が横切る。
金髪碧眼の美貌の女剣士アリナ、黒髪黒目、白い肌の魔法使イーヤ、赤毛緑眼と豊満な躰付きの聖女ウリア。
我儘で傲慢な3人の美女、美少女達が、従順なスライム娘として馬鹿にして軽んでいた荷物運搬者の俺の足元にひれ伏す事になるのだ。
今から3日後の夜が、楽しみだ。・・・
誤字、脱字だらけの拙い小説ですが、応援宜しくお願いします。
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