番外編11話 自動人形娘ミヤビの赤ずきん作戦
其れは、3カ月ぶりの満月の夜に、得物を探し青白い月光が照らす山地を徘徊していた。
血に飢えた凶暴な衝動に支配され、女性を襲い犯し最後には、貪り食らう悍ましき妖魔、誇り高き狼や、狼獣人は、似て非になる妖魔、悪霊に取りつかれた人間が、満月の夜に変身する悍ましき妖魔、狼男である。
海辺の長閑な男爵領で数カ月、狼男は、満月の夜に娘達を襲い惨劇を繰り返し善良な人々を恐怖のどん底に、叩き込んだ。
狼男は、魔物のオークやゴブリンの雌さえ襲い犯し貪り食らう悍ましい妖魔だ。
満月花が咲く村外れの森に、狼男は得物を見つけた。
6月なのに、づきんが付いた外套を纏った村娘だ。
貴重な薬草、満月の夜のみ咲く満月草の花を摘みに、来たのだろうか、危険な満月の夜に1人で。・・・
狼男は、凶暴な衝動に見に任せて村娘にお襲い掛かる。
犯し殺し貪り食らう為に。
※ ※ ※
得物が罠に掛ったようですわ。
満月草を摘みに来た村娘に、変装した、わたくしに獲物が襲い掛かりました。
罠に掛った得物は、ガイ様の予想通り狼男でした。
わたくした誕生した数日後にの満月の夜に、『赤ずきん作戦』を決行して狼男を誘き出す筈でしたが、当日は雨の為、作戦は延期されました。
翌月の満月の夜も分厚い雲が、夜空を覆った為、作戦は延期されました。
狼男は、満月が夜を照らす日だけに、姿を現す特殊な妖魔です。
今夜が、3度目の正直で美しい満月の夜になりました。
満月の青白い光に照らされた谷間で惨劇が夜が、幕を開けます。
凶暴なオークの雌さえ犯し殺して貪り食らう凶暴な狼男ですが、わたくし自動人形娘ミヤビの200馬力の怪力に敵う筈はありません。
赤い外套を脱ぎ過ぎたわたくしは、タングステン合金とオークの皮で造られたビキニアーマー姿になりました。
襲い来る狼男の顔をタングステンの戦棍で何度も何度も殴り付けます。
ダイヤモンドに等しい硬さのタングステン合金の戦棍で殴られた頭部は、拉げて血しぶきが飛び散ります。
周りは血の海です。
流石、不死身の妖魔の狼男です。
潰された頭が、再生して行きます。
狼男はわたくしに、敵わぬ事を悟り逃げ出そうとしますが、逃しません。
手足をへし折りす。
へし折られた手足は再生するので、幾度も幾度もへし折ります。
更に背骨も砕き、首もへし折りますが、満月の夜には、月の魔力で狼男は不死身なので瀕死の重傷でも全ての怪我は、再生します。
流石に、不死身の化け物と恐れられている狼男です。
夜は長いので、わたくしは狼男を半殺しにしては、再生らせは、又、半殺しにしては、狼男を甚振りました。
幾度も幾度も。
わたくしの前身は、男ですか、女として生まれ変わったわたくしは、女の敵は許す事が出来ません。
狼男も時折、反撃を試みますが、対狼男対策の為に、特別に創り出されたわたくし、自動人形娘ミヤビに敵う筈は、ありません。
オークの分厚い皮さえ紙屑の様に引き裂く狼男の鋭い爪も、わたくしの柔肌に掠り傷一つ付ける事は出来ません。
逆に、私の細腕から繰り出されるパンチは、得物の鎧の様な腹筋をぶち破り腸を引きずり出します。
狼男よ、わたくしは今迄に、お前が襲い犯し殺し貪り食らった無力な村娘とは違うのだよ、わたくしは。
お前をおびき寄せ、地上より抹殺する為に、造り出された存在、其れがわたくし自動人形ミヤビなのだ。
生れながらお前の天敵が、わたくし自動人形ミヤビなのだ。
狼男を甚振る事に飽きたわたくしは、止めを刺す事にします。
狼男は、通常の武器では倒す事が出来ない事は知られております。
但し狼男を倒す事が出来る武器が存在しています。
神々の祝福を受けた全ての邪悪なる存在を葬り去る聖剣と銀製の武器が、狼男に憑依した悪霊を消滅させ、この世から永遠に消し去る事が出来るのです。
左腿のガーターベルトに装備された、鞘から銀の手槍を抜くと狼男の心臓に付きたてました。
狼男は月夜の夜に、大音量の絶叫を叫び邪悪な生に終止符を打ちました。
2m近い大男は、遺体は萎み後には貧相な農夫の遺体が残されました。
悪霊に憑依された哀れな農夫の遺体は、再び悪霊に憑依されアンテッドしてして蘇らない様に火葬され手厚く葬られました。
悪霊に憑依され狼男として凶行を繰り返した、農夫ですが、彼も又、被害者の1人に違いないのですから。
わたくしは、ガイ様に創り出された自動人形の為、神々を信仰しませんが、任務が完了後は女神さまに祈りました。
悪霊に取りつかれた男と被害者の娘達が、魂が安らかに眠れる事を・・・
3カ月にわたる『赤づきん作戦』完了しました。
男爵領の人々を恐怖のどん底に叩き込んた狼男の脅威は、わたくし自動人形娘ミヤビの活躍で終わりを告げました。
此れからは、安心して高価なポーションの材料になる満月草の花を摘みに来ることが、出来る事でしょう。
わたくしの周囲にダンジョン空間が、発生しました。
ガイ様は、ダンジョンの外にいる眷属の周囲にダンジョン空間を発生させることが出来ます。
わたくし達、眷属はダンジョン空間を通って本拠地である『ガイ・緑の丘、シュバルツの森』へ戻る事ができます。
狼男の返り血を浴びたわたくしのビキニアーマー姿を男爵領の人々に晒す訳には行きませんからね。
『ガイ・緑の丘、シュバルツの森』に戻りお風呂に入りたいですわ。
わたくしは、綺麗好きなので返り血を浴びた身体を綺麗に洗い流したいですわ。
返り血で汚れたお気に入りのビキニアーマーは、浄化魔法で返り血を取り除くしか汚れを取り除くしかないようですが。
※ ※ ※
以上がわたくしが、狼男駆除に活躍したお話の全てです。
わたくしは、200馬力の怪力の怪力を誇りますが、怪力以外にも特殊能力があります。
わたくしの特殊能力は、人間の男性より自動人形の身体に魔法の脳を移植された為、眠っていた特殊能力が覚醒したみたいです。
わたくしの特殊の能力の話は、後にお話しする事にしますね。
誤字、脱字だらけの拙い小説ですが、応援宜しくお願いします。
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