番外編10話 自動人形娘ミヤビ爆生 ! !
俺の名は、ミヤビ。
王都魔術ギルド本部から、ガイ・フォン・シュバルツの素行調査と4名の女調査官の安否を確認する為に、辺境の彼の領地へ派遣されてきた敏腕の上級調査官である。
ガイが始めた新規の事業の為、人材派遣ギルドを通じメイド等の従業員の募集が行われたが、調査員を捕らえる為の偽りの従業員募集であった。
屋敷に下働きの下男として潜入する事に成功したが、其の日の内に招待を見破られ捕らえられた。
俺を捕らえたのは、俺の元部下であり行方不明の女調査官の1人であるコウカだった。
彼女も捕らえられ人外の魔物、スライム娘に変えられていたのである。
村娘の神隠し事件が、王都魔術師ギルド本部に報告された時点で手遅れであった。
脱法魔術師ガイ・フォン・シュバルツは、異世界の邪神に魂を売り渡して、見返りに迷宮主としての力を手に入れていたのだ。
不老不死の存在に生まれ変わったガイは、邪神より与えられた魔力を使い、屋敷のある小山をダンジョンに創り変えていたのだ。
行栄不明の村娘達やガイの素行調査に来た4名の女調査官もガイの毒牙に掛かり異形の魔物へと変身させられていたのである。
※ ※ ※
寝台に手足を拘束された俺の運命は定められていた。
異形の魔物へと改造されるのだ。
隣の寝台には、茶髪の美しい全裸の娘が、手足を拘束され横たわっている。
彼女もガイにより、異形の魔物へと改造されるのだろうか ?
ガイ「ミヤビ調査官殿。命まで奪わないので安心してくれ」
俺「だだ、黙れ何が安心してくれだ、俺を異形の化け物に変えるつもりだろう」
ガイ「調査官殿にはむさ苦しい男から美少女に変身して貰います」
男から女へ。・・・
ガイが、邪心より授かった魔力を用いたならば男から女への変身が可能なのかも知れない。・・・
麻酔魔術の効果の為か、俺の意識は闇へと呑まれたのである。
※ ※ ※
わたくしの名前は、ミヤビと申します。
年齢は、肉体年齢は永遠の18歳ですが、先日に創造されたので、生後3日目です。
わたくしは、人間の美少女を模して創られていますが人間ではありません。
我が主、迷宮主ガイ・フォン・シュバルツ様により創り出された人工生命体、自動人形なのです。
身長は166cm。
体重は乙女の秘密です。
尚、わたくしの前身骨格はチタンで構成されているので見た目よりは、体重が有る事は確かです。
プロポーションは、バスト87cm、ウエスト58cm、ヒップ90cmです。
人間と似て非になる自動人形娘のわたくしですが、女としての機能は完璧に備えております。
子供を生む事は無理ですが、殿方と褥を共にして喜ばす事は、可能です。
人間の女性と違い心臓部に埋め込まれた魔水晶の霊子力で駆動するわたくしは疲れる事も眠る必要も食事を取る必要はございません。
殿方が疲れる果てる迄、幾晩でもお付き合いさして頂きます。
残念な事にわたくしの女性としての機能は未だ使用されておりません。
我が主ガイ様に、ご寵愛を頂き可愛がって頂ける日々が早く訪れる事を心待にしております。
わたくしの身体はチタンの骨格と最大級の防御力を誇る耐魔法、耐防刃、耐衝撃スライムで構成されていますが、頭脳は人間の頭脳が移植されております。
主から聞かされた話では主の敵の男性の頭脳が移植されたらしいですが、移植後は過去の記憶が消去された為、一切覚えていません。
人間の男性から自動人形の美少女に生まれ変わったわたくしは、他の亜人娘の方々同様に我が主、ガイ・フォン・シュバルツ様の忠実な僕にして眷属であり、主に反逆や裏切る事などあり得ません、
又、わたくしには、自動人形の三原則が、本能レベルと埋め込まれている為、ガイ様を命令に背く事は不可能です。
『自動人形の四原則』
自動人形は、ガイ・フォン・シュバルツに危害を加えてはならない。
又、その危険を看過する事によって、ガイ・フォン・シュバルツに危害を及ぼしてはならない。
第二条
自動人形は、ガイ・フォン・シュバルツにあたえられた命令に服従しなければならない。
ただし、あたえられた命令が、第一条に反する場合は、この限りでない。
第三条
自動人形は、前掲第一条および第二条に反するおそれのの無い限り、自己を守らなければければならない。
第四条
自動人形は、観光ダンジョン『ガイ・緑の丘、シュバルツの森』に不法に攻略、侵略に来た冒険者、騎士団等の侵入者を排除してガイ・フォン・シュバルツ様と観光ダンジョン『ガイ・緑の丘、シュバルツの森』を守らなければならない。
以上の自動人形の四原則が、わたくしの魂に深く刻みこまれている為に、わたくし自動人形娘のミヤビは、決して我が主ガイ・フォン・シュバルツ様の命令に背いたり反逆する事が、無いのがお判り頂けたと思います。
わたくしの後に、新しい自動人形が創造されても、わたくし同様に決して、ガイ・フォン・シュバルツ様の命令に背く事は無いでしょう。
※ ※ ※
わたくしが製造された目的は、ガイ・フォン・シュバルツ様の秘書兼メイド兼夜伽婦としてですが、それ以外にも特殊な目的の為、創造されされました。
ガイ・フォン・シュバルツ様が領主を務める海辺の男爵領と近辺の領地では、満月の夜に発生する連続婦女子暴行殺人事件が、数カ月発生しております。
最初は、オークやゴブリン等の仕業だと思われたのですが、一夜に数か所で被害が発生しているので違うようです。
邪な魔術を研究する為に、若い娘を浚おうした挙句、抵抗されたので殺したのではないか、又は邪神を崇拝するカルト集団が、生贄の為に満月の夜に殺したのではないかと様々な憶測がなされましたが、真相は闇の中です。
我が主にガイ・フォン・シュバルツ様も不可解な婦女暴行殺時な事件の犯人ではないかと疑われました。
わたくしの前身である、上級調査官ミヤビは其の調査の為、王都魔術師ギルド本部より男爵領へと派遣されてきたです。
自動人形娘ミヤビは、満月の夜婦女子暴行事件の真犯人を捕らえる為に誕生したと言っても過言ではありません。
主の疑いを晴らす為、わたくしが囮となり真犯人をおびき寄せ捕らえるのです。
尚、危険な魔物が真犯人の場合は、抹殺せよと主ガイ様から命じられています。
霊子力で駆動され200馬力の怪力を誇り、チタンの前身骨格と耐魔法、耐防刃、耐衝撃スライムで構成された、わたくしの身体を駆使したならば、満月の夜婦女子暴行事件の真犯人を捕らえる事も抹殺する事も可能な筈です。
更に当日は、ダイヤモンドに匹敵する硬さを誇るタングステン合金の特殊防具と戦棍で武装するので完璧です。
わたくしが、誕生した次の満月が真犯人を誘き出す通称『赤ずきん作戦』の決行日です。
我が主ガイ・フォン・シュバルツ様の疑いを晴らす為、わたくし自動人形娘ミヤビは、頑張ります。
真犯人を捕らえるか、又は抹殺して、ガイ様のご寵愛を得て可愛がって頂く為に・・・
誤字、脱字だらけの拙い小説ですが、応援宜しくお願いします。
又、誤字・脱字のご指摘とご感想もお待ちしています。




