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1話 魔法杖術使いセキト・ア・ガイ

 俺の名は、セキト・ア・ガイ。


 年齢は、25歳。


 生業は、ソロの冒険者だ。


 成人した16の年より、冒険者を生業にしているが、ゴブリンや、スライム等の害獣駆除やダンジョンの探査も依頼があれば引き受けるが、俺の冒険者として専門分野は、賞金稼ぎだ。


 今回の賞金首は、トアール冒険者ギルドを通じて、トアール子爵、トアール魔法使いギルド、トアール錬金術師ギルド、トアール商業ギルドから、金貨150枚の賞金が掛けられている邪悪な脱法魔法使いクルドだ。


 魔法使ギルドに、所属しない脱法魔法使いクルドは、少年少女を浚い怪しげな魔法の儀式や錬金術の実験を行っていた。


 浚われた少年の1人が、クルドのアジト兼研究所から命からがら逃げだし脱法魔法使いアルドの悪事は世間に露呈した。


 クルドは、表向きは錬金術師ギルどに所属する準2級錬金術師で、住居兼店舗で錬金術で生成した疲労回復や媚薬等の各種ポーションを販売して暮らしていた。


 真面目で街の人々からも評判が、良かった錬金術師クルドの裏の顔は、邪神を崇拝して怪しげな儀式を執り行い、違法な錬金術や魔法の研究の為、人体実験を行う邪悪な違法魔法使いであった。


 クルドのアジトからは、9人の少年少女が、変わり果てた姿で発見された。


 酷い話だが、発見され遺体の中には凌辱された跡がある遺体もあったと、聞き及んでいる。


 被害者の子供達の中に子爵の縁故の者が、居て子爵の怒りを買い破格の金貨150枚の賞金が掛けられる事となった。


 クルドは、トアールの街から悪事の発覚後、いち早く逃亡したが、トアールの街の領主と街の各団体より、クルドの生死に関わらず、金貨100枚の賞金が、掛けられた訳だ。


 クルドを追い詰め辺境の荒野で対峙している。


 セキト「脱法魔法使いクルドだな。お前にはトアールの街の領主から金貨150枚の賞金が掛けられている。お前には俺の生活の糧になってもらう」


 クルド「私には成すべき使命がある。未だ死に訳にはいかない。」


 セキト「頭のいかれたお前の使命など俺の知った事では無い。」


 クルド「賞金稼ぎ如きに、私の崇高な使命が理解が出来る出来る訳が無い」


 セキト「お前の頭がいかれている事は理解しているよ」


 クルド「黙れ黙れ黙れ、崇高なる我が使命を邪魔するお前は、今迄の賞金稼ぎ同様に返り討ちにしてくれる」


 激高した、クルドは呪文の唱詠を始めた。


 クルド「太古の契約に従い、闇の聖霊よ我が呼びかけに答え、我に力を貸し与えたまえ。左に掲げた闇の杖に集い黒き雷となり(以下省略)」


 セキト「・・・・・」


 俺は、無唱詠で杖に、衝撃波呪文を付与すると長々と呪文を詠唱している、愚か者のクルドを横なぎに切りつけた。


 異世界の剣術でドウと言う技だ。


 魔獣の角熊の骨さえ砕く衝撃波魔法である、クルドも前身の骨が砕け瞬時に死に至った事は、間違いは無いだろう。


 閑静な田舎街を騒がせた、邪悪な魔法使クルドも44年の悪しき人生に幕を下ろしたのである。


 俺、セキト・ア・ガイは、異世界からの転生者である。


 16歳の成人式の当日に、前世の記憶が蘇り、転生者として覚醒した。


 前世の記憶が覚醒して気が付いた事は、この世界の住民は、お人好しと愚か者がばかりと揃っている事だ。


 魔法は強力な魔法程、呪文が複雑になりに詠唱に時間が掛かる。


 魔法の呪文は、一語一句、間違えずに詠唱しなければ、魔法は発動しない。


 一語でも間違えれば再び、最初から呪文を唱えなければならない。


 魔法使いは、呪文を詠唱している間は、隙だらけなのだが、異世界の人々は、魔法使が呪文を唱えている間は、攻撃をする事は無い。


 攻撃される為の呪文だと分かっていても、ご丁寧な事に呪文が唱え終わり、魔法が発動してから攻撃を防いだり避けたりしている。


 異世界の連中の頭の中は、お花畑か。


 俺は、お人好しでは無いので呪文が、唱え終わる前に致命的な一撃を入れる為に、衝撃魔法を付与した杖で情け容赦なく相手に攻撃する。


 この戦い方により16の年より俺は、賞金稼ぎの専門の冒険者として、数多くの賞金首を葬り、多額の賞金を稼いできた。


 ゴブリン等の害獣は、駆除の証拠として右耳を切り取り持ち帰れば、良いが人間の賞金首は首を切り落として、討伐した証拠として冒険者ギルドに持ち込む必要がある。


 亜空間収納庫より半月刀を取り出し、クルドの首を切り落とす。


 半月刀は斬首の為、王都の鍛冶師に特別に造らせた品である。


 首級を半月刀共に亜空間収納庫しまい込むと、脱法魔法使アルドの遺体を荒野に放置したまま、後にする。


 首の無いクルドの遺体は、デュラハンとして荒野に彷徨いだすかも知れないが俺には関係の無いことだ。


 デュラハンの始末は、女神教会の神官、聖女か、アンデッドアンテッド退治専門の冒険者チームに任せれば良い話で、デュラハンの始末は、俺の専門外だ。


 魔獣やアンテッドが徘徊する夜が、近いので村の宿屋に急ぐ。


 久々に大物の賞金首を打ち取った事だし、今夜は宿屋の娘と一夜を共に過ごす事にしよう。


 宿屋の娘と一夜を過ごす為には、宿の代金とは別に、銀貨1枚の追加料金を払う羽目になるが・・・


 一仕事終えた俺は、くすんだ金髪の長い髪と豊満な躰の宿屋の娘と過ごす一夜に、思いを馳せて辺境の村の宿に足取りを速めてる。


 俺の名は、魔法杖術使いセキト・ア・ガイ。


 人々からは、魔法使い殺しのセキトの二つ名で、呼ばれ、賞金首の脱法魔法使い達からは、卑怯者の魔法杖術使いセキト・ア・ガイの二つ名で話ばれている。


 俺は卑怯者ではない。


 賞金稼ぎである俺を迎え撃つ為、長々と呪文を詠唱する脱法魔法使い達が、馬鹿だけである。


 5分~10分も長々と呪文を詠唱する暇が、有れば逃走すれば良いものを・・・


 俺には、頭がいかれている連中の行動は理解する事が出来ない。


 其のお陰で、俺は日々の生活の糧を稼ぐ事が出来ているのだが。

誤字、脱字だらけの拙い小説ですが、応援宜しくお願いします。

又、誤字・脱字のご指摘とご感想もお待ちしています。

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