番外編7話 迷宮主トウ・カ・ムラーの山賊狩り
私の名前は、トウ・カ・ムラー。
最年少の13歳の(肉体年齢)の迷宮主である。
辺境の山脈に配下の魔物達を引き連れて狩に、来ている。
貴族達の間では、狩猟が人気のスポーツである。
彼らが好んで狩る得物は、狐や兎が多く時折、角猪を狩る程度である。
だが私の得物は、山賊や盗賊等の人間の屑どもだ。
今日の山賊狩りに参加しているのは、側近の銀狼のポチとスライム娘グレーと5人のリビングビキニアーマー達だ。
私とグレーもハイレグビキニアーマー姿だ。
7人の美少女が、ビキニアーマーを纏い並んでいる光景は壮観である。
異世界では、美少女達がアーマー等の防具を纏い悪党と戦う事を美少女戦隊と称するらしい。
木の柵の中には、天幕が5つ並んでいる。
中央の空き地では、20人程の山賊連中が、戦利品の葡萄酒で酒盛りの最中である。
出入り口の櫓には、1人の山賊が見張りをしているが見張りも革袋の葡萄酒を呑んですでに出来上がっている。
この辺りには、ゴブリンやオーク等の魔物は生息していない。
獣達は焚火を恐れて山賊のアジトには近づいてこない。
山賊達は、一仕事を終えた後の為か、リラックスムードだ。
グレイー「作戦は如何いたしましょ」
私「何時も通り力づくで強行突破よ。ポチ、貴女は見張りと逃げた屑どもの始末をお願いするわ」
ポチ「承知した」
7人のか弱い美少女が、粗暴で凶悪な山賊団に戦を挑む事は、無謀でな行為でしかない。
しかし、私と6人の配下は普通の美少女では無い。
私は、迷宮主、配下の6名は人外の魔物達だ。
今夜は、満月。
月明かりの下、楽しい山賊狩りが幕を上げる。
※ ※ ※
隠蔽魔法を解除し私達7人のビキニアーマー姿の美少女7人は、貧弱の門を戦棍で破壊して山賊のアジトに突入する。
貧弱な門は、40㎏のタングステン合金の戦棍の強打に木端微塵に破壊された。
山賊1「は、裸の女が、攻めてきた」
山賊2「ば、馬鹿な人里離れた山中には、俺達以外誰も居ない筈だ!!」
山賊3「娼婦の新手の客引きにしては、手荒だ様だが」
リリーナ「我々は我が主、トウ・カ・ムラー配下の誇り高きリビングビキニアーマー第4小隊だ。娼婦ではない」
ルルーナ「誰が裸ですか。私達が身に纏っていビキニ―アーマの素晴らしさが理解できないとは」
私「粗暴で野暮な男達にはビキニアーマーの素晴らしさは理解出来ないわ。無駄なお喋りは、やめて狩を楽しみましょう」
私と6名の配下の魔物達は、得物にお襲い掛かる。
リリーナとルルーナ姉妹以外のリビングビキニアーマー達も山賊団に、襲われ辱めを受けて殺された女の霊魂が、リビングアーマーに、憑依してアンテッドして蘇った存在である。
家族を山賊に殺された私も含めて、2名の配下を除いては、山賊に深い怨念を抱く者達ばかりだ。
何時もながら、リビングビキニアーマーを率いての山賊狩りは、凄惨なあり様になる。
酒盛り中の為、丸腰の山賊達に第4小隊の面々は戦棍を片手に山賊達にお襲い掛かっていく。
月夜に、響く屑どもの悲鳴が耳に心地よい。
手加減する様には、命じてあるが山賊に深い深い恨みを抱く彼女達が、手加減する事は難しいだろう。
私自身手加減すつもりは無い。
既に私のタングステンの戦棍で脳天を叩き潰された3名の山賊が、物言わぬ死体として血塗れで横たわっている。
戦棍が骨を砕く感触か心地良い。
悲鳴は、絶叫に変わり山賊のアジトに響き渡る。
私は、山賊頭と対峙している。
山賊頭は、髭面の2m近い大男で、軽鎧を身に纏っている。
得物は、大きな戦斧だ。
無言で戦斧を振り落とし私に振り落としたが、防御結界に覆われている私には、掠り傷一負わせる事が出来ない。
異界より異形のツタを召喚して盗賊頭を縛り上げる。
捕らえる為ではない。
私の心に深く深く刻み込まれた恨みを晴らす為だ。
愛する家族を父を母を弟を奪われた悲しみと怨念を思い知るがよい。
将来を奪われ無残に殺された、幼い弟の無念を思い知るがよい。
愛する子供を目の前で殺され、自身は凌辱され殺された母の無念さと怨念を思い知るが良い。
愛する家族を目の前で奪われ、深い絶望に打ちのめされ殺された無念さと怨念を思い知るが良い。
仲間に裏切られ辱められ殺された、女冒険者の無念さと怨念を思い知るが良い。
今迄に、邪な欲望を満たす為、辱め命を奪った女達の無念を思い知るがよい。
今迄、殺した罪なき大勢の人々の無念と怨念を思い知るがよい。
ツタに縛られて無抵抗の山賊頭の股間をタングステンの防具を身に纏った足で蹴りつける。
潰れた股間を治療魔法で治療しては、幾度も幾度も。
繰り返される痛みに心が崩壊したのか、山賊頭の目は虚ろで髭面の顔は、表情を失っていた。
戦棍で山賊頭の脳天を砕き遊びに、終止符を打った。
アジトには、絶命した山賊達の魂魄か漂っているが、私は魂魄さえ消滅させる。
悪しき魂は、転生さえ許さない。
悪党には、墓標も来世での人生も必要は無いのである。
最期の絶世が途絶え、ビキニアーマーを纏った美少女達が私の元に集まってきた。
彼女達の銀灰色のビキニアーマーは、返り血で赤く染まっている。
グレイー「狩は終わりました。山賊は全滅です」
私「困ったわね。此れでは、お友達を増やす事が出来ないわ」
暫し沈黙が、惨劇現場を支配した。
私「仕方がないわね。ビキニアーマーを3体用意して頂戴」
グレイー「畏まりました」
グレイーは、腰に下げた空間圧縮袋より3体のビキニアーマーを取り出し地面に並べていく。
山賊のアジトには、山賊に辱められた上に、命を奪われたうら若き娘の魂が成仏する事が出来ずに、地縛霊として留まっている。
無残にも辱め受け殺された姿で。
無損な姿の3人の地縛霊に、私は尋ねた。
私「私達と一緒に来る」
物言わぬ彼女達が、頷いたのでビキニアーマーに魔力を注ぎこむ。
私の詠唱が、焚火の満月の光に照らされた惨劇現場に響く。
「無残にも辱められ命を奪われた娘達の怨霊よ、我が呼びかけに答え鎧に憑依し我が僕として黄泉がえれ」
何時みても新しいリビングビキニアーマーが、誕生する姿は不思議だ。
地面に並べられたビキニアーマーが立ち上がり、霊体の身体が構成され動き出すのだから。
アンテッドしてして蘇った彼女達は姉妹の様だ。
よく似た顔立ちをしている。
顔立ちはよく似ているが、髪の毛は黒髪、金髪、赤毛とそれぞれ違う色をしている。
瞳は3人ともに碧眼だ。
リビングビキニアーマーとして蘇った彼女達だが、憑依した鎧に馴染む迄、喋る事は出来ない。
2~3日で、鎧に馴染んだら彼女達も喋る事が出来るので素性を聞き出す事にしょう。
新しい3人の仲間を引き連れてダンジョンに戻るがその前に山賊狩りの後始末をする。
山賊の遺体は、悪霊が憑依してアンテッドしてして蘇らない様にアジトと諸共焼き尽くす。
山賊の戦利品も私には、必要ないので一緒に焼き尽くす。
山賊頭の乗馬だった駄馬は、山中に逃がしたが。・・・
1万度の蒼き炎で全てを焼き尽くした時には、東の空が白むみ始めていた。
山賊狩りは、終わりをつげ私はポチに跨ると新しいく仲間に加わったリビングビキニアーマー3姉妹を引き連れて転移で『魔女のダンジョン』戻るのであった。
『魔女のダンジョン』の周辺は、辺鄙な田舎にも関わらず治安がよい。
私が、リビングビキニアーマーを率いて山賊狩りを行っている為だが、領主は治安が良くなった原因に頸を捻っている。
領民は山賊が減り、治安が良くなった事に喜んでいる。
※ ※ ※
私の名は、トウ・カ・ムラー。
最年少の13歳で迷宮主になった女。
並列宇宙を創造し司る八百万神々が、山賊の罪を許す事があっても決して私は、山賊達を許す事は無い。
永遠に。
そして、ビキニアーマーに、憑依した山賊に辱められて殺された女達の霊魂も永遠に、山賊を許す事は無いだろう。
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