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2-13.集結する大賢者

 王都を出発して数時間。

 列車は恙無く帝都駅に到着。

 私たちはサヴァーラニアの雄大な大地に足をつけた。


「このチャリング・クロス駅みたいなデザイン、絶対あなたの趣味でしょ」

「お、サクラよくわかってんじゃん」

「さっすが同じ世界出身(おなせか)〜。みんなで赤ワインの樽割ろうぜ」

「ジャック・ザ・リッパーに気を付けろ〜♪夜道でお前を〜待ってるぞ〜♪」

「死にたくなけりゃ〜どうするか〜♪」


 チラッ


「…………お前も血まみれになるこった」

「ふぅ〜!w」

「わかってんじゃんサッキュン〜!w」

「テレテーテー!w」

「テレテーテーテテー!w」

「ねぇそのノリウザい!!」


 はー楽しい。

 えーっと、先に飛び降りた我が子たちは…


「きゃっきゃっ」

「エヘヘ」

「お、いたいた。アリスもリリアも、毎回言ってるけどあんまりママをびっくりさせないでね。さ、行こう。そんな壁に寄り掛かってないで」

「誰が壁よ押し潰すわよ」

「わっ!壁が喋った!」

「よし不敬で処すわ。百年ほど世界樹の根本に埋めて養分にしてやる」

「シシシ。失礼女皇様♡」


 ドロシーはからかい甲斐があるね。

 そんでいつ見ても美人可愛い。

 

「お戯れをラプラスハート卿」

「ようアウラ。みんなも」

「花婿さんっ」

「おっとトト、今日もチャーミングだね。みんなはドロシーの護衛?」


 ついさっき到着したばかりらしい。

 向こうのホームにはロストアイ始発のリリーエクスプレスが停まっている。


「本当は参加したかったんだけどな。招待を受けたのは生憎と女皇様に、トト、ゲイル、それに隊長と副隊長だけだ」

「なんじゃつまらん。久しぶりに揉んでやろうと思ったものを」

「場外ならいつでも受けてやるよお嬢ちゃん」

「ネ、ネイア、さん…よかった、ですね」

「なにが?」

「あの、えっと、弱いから…参加しなくて」

「ちゃんと煽るの腹立つわねこのクソ陰キャ!!」


 あいも変わらずなやり取りだこと。

 とりあえずレオナのとこに顔出しに行っとかないとな。

 ヴィルとドロシーたちに同行するから、みんなには先にサヴァーラニアの別邸に向かっててもらおう。


「お姉、私お母さんたちに会ってくるね。今日は向こうに泊まると思う」

「私も」

「了解。また連絡するね」


 久しぶりの里帰りか。

 戦いに備えて羽根を伸ばすのも大事だ。


「ではリコ、後ほど」

「おう。サクラは私とおいで。レオナにも紹介したいし」

「ん。レオナって女?」

「男になんか紹介しねーよ」


 基本女の知り合いしかいないぞ私は。

 記憶にある男なんか両手で数えられるくらいの自信があるね。


「リコリスの周り、女しかいなくて酔いそう。べつに男に囲まれたいわけでもないけど」

「性別を変える薬ならあるわよ」

「変な薬ばっかり作ってるじゃん」

「趣味だもの」

「そんなもん使ってみろどうにかなるぞ。私が」

「茶番は終わったか。行くぞ。はやく済ませてお前に背中を流させたい」


 お風呂に入りたいって言え女王コノヤロー。




 ――――――――




「……ねぇ、ついて来ないでよ」

「そっちがついて来ないで」

「家こっちなんだけど」

「私の家もこっちだし」


 ていうか、家隣なんだけどさ。

 伯爵になって屋敷をもらうとき、もうちょっと考えればよかったって今は思う。

 会話らしい会話は無くて、口を開けば悪態ばっかり出てくる。

 歩幅も歩く速さも同じなのに。

 手を伸ばせばマリアに触れられる距離なのに。

 

「……本気で出るつもり?」

「大会?出ちゃダメな決まりとか無いでしょ。なに?負けるの怖いの?ジャンヌクソザコだもんね」

「なんでそんな悪口ばっか言うの?!」

「ほんとのこと言ってるだけじゃん!!いちいちうるさいんだよバーカ!!」

「バカって言う方がバカだし!!」

「ウッザほんっとムカつく!!マジでガキ!!」

「先にケンカ始めたガキはそっちでしょ!!」


 あーもう!!

 マリアなんて知らない!!


「よくねぇ。よくねぇのでごぜえやす」


 眉根を寄せ合っていたら。

 私たちの後ろから、二匹の鯉の柄の番傘を差した女の人がやって来た。

 

「火事と喧嘩は花たぁ言いやすが、加減を間違えりゃ火傷しちまいやさぁ。それでケガぁすんのはお嬢さん方だけじゃねぇでやしょう。程々にしときなせぇ」

「あっ、と…」

「ご、ゴメンなさい…」

「謝る相手は手前じゃごぜぇやせんが、元気がありゃあそれでよし。差し出がましいことを言いやした。どうか仲良くしておくんなせぇ」


 女の人は、カランと一本歯の高下駄を鳴らして行ってしまった。

 妖艶っていうか、不思議な雰囲気の人だった。

 人間…じゃなかったかな。


「妖怪…かな」

「うん、たぶん。シキ姉と同じ感じしたし。ていうか、あの人」

「わかった。めちゃくちゃ強い人だ」

「あの人も参加者かな?」

「さぁ。…っ」

「あ…」

「「フンッ!」」


 思わず見つめ合ったのにびっくりして、私たちは揃って顔を背けた。

 ほんと…やな感じ。

 



 ――――――――




「さーて、どうしようかな」

「なんか退屈そうねルウリ」

「あーね。退屈ってわけじゃないけどアガんない。いまいちノリきれてないってゆーか」

「珍しいわね。あんたはこういう催し物は好きなタイプなのに」


 ってユウユは言うけど、剣魔祭(カーニバル)ねぇ。

 お祭りは好きだよ。

 でも武闘会っていうのにはあんまし興味湧かないんだよなぁ。

 あたしは自分で戦闘要員じゃないのわかってるし。

 かといって一人でお留守番はつまんないし。


「ユウユは戦うの好き?」

「好きか嫌いかなら好きではないけど、スポーツはわりかし好きよ。身体を動かさないとすーぐカチカチになっちゃうんだから」

「幽霊ジョーク草」


 スポーツね。

 そういう楽しみ方もアリか。


「こんな機会でもないと、私たちが手合わせするってのもなかなか無いわけだし。たまにはいいんじゃない?って思うわよ」

「それはそうだけどさ」


 べつに百合の楽園(うち)の中で強さの序列決めなくても…ってジュース片手にふと視線を向こうにやると。


「ブフッ!」

「きったない!かかった!」


 おお…なんだあれ。なんだあれ!

 ゴーレム?

 いや、あの洗練されたスタイリッシュなデザインは…そう、ロボット!


「すっげー!♡ロボだー!♡」


 思わず駆け寄っちゃった。


「パッと見スーツっぽいのに限りなく人型〜♡なんだこりゃすげー♡誰かどっかで操作してるのかな〜♡それとも自立型?♡分解(バラ)してもいいかなぁ〜♡」

「すまないが勘弁してもらいたい。我の大切な身体だ」

「うぉー!喋った!」

「ちょっとルウリ失礼でしょ!ゴメンなさい、うちの錬金術師が」

「錬金術師…ルウリ…。ほぉ、貴殿が噂に名高い文明の先駆者か。ということは」

「あたしのこと知ってる?じゃあいいよね分解(バラ)してもー♡」

「脇目も振らないじゃないあんた」

「あ、見つけた!博士ー!」


 おおおおー!

 もう一人ロボ来た!


「勝手に居なくならないでくださいよ。探したじゃないですか。見つけやすいからいいですけど」

「すまないね。買ってきてくれたかい?」

「ありましたよ。オリーブオイル」

「おお…オイルで動くんだロボっぽい!」

「いや、これはただの好物だ」


 ロボは受け取ったオリーブオイルを一気飲みした。

 

「ふぅ。やはりオリーブオイルはサヴァーラニア産が一番だ」

「博士、向こうのお店で特売やるそうですよ」

「なに?それはいかん。すぐに行こう。お二方、不躾だがこれで失礼する」

「えー行っちゃうの?せめて右腕ちょうだい?」


 いてっ。

 ユウユに叩かれたんだけど。


「また会おう。剣魔祭(カーニバル)で」


 行っちゃった。

 

剣魔祭(カーニバル)って、あの人も参加者なのかしら。人かどうかは怪しいとこだったけど」

剣魔祭(カーニバル)に出ればもう一回会えるってことか…俄然アガってきた!次は絶対分解(バラ)す!」

「あら?悪役かしら?」


 滾る研究心に高揚するあたしに、ユウユはやれやれとため息をついた。




「あの人が(くだん)の錬金術師さんですか。なんだかイメージと違いましたね。ちょっとチャラいっていうか」

「天才は天才にしかは測れないよ。暇つぶしに興じた剣魔祭(カーニバル)だが、楽しくなりそうだね。強敵ばかりで気後れしないかい?」

「しませんとも。私は博士の弟子ですよ?」

「そうかい。だが少なからず注意はした方がいい。特に……」

「特に?」

「ああ、いかん。オイルが無くなった。お代わりを」

「もう全部飲み切りましたよ」

「なに? 急ぐぞルシャトリエ。オリーブオイルが売り切れてしまう」

「あ、待ってくださいってばー!」




 ――――――――




「一人…でしょうか」

「うむ」


 ずっと見られているのう。

 駅で別れてからずっとじゃ。


「敵意も悪意も無いように思えますが」

「じゃな。何者かは知らぬがおもしろい。(わらわ)らをして、こうも位置を特定させぬ存在の希薄さ。クハハ、剣魔祭(カーニバル)、退屈はしないで済みそうじゃぞシャーリー」

「呑気な。私たちが人の気配を読めないなんて、それだけで異常事態です」

「気を張ったところで無意味。強者は強者然と、起きたことをそのまま受け入れてやればよい。それでこそ人生は楽しめる」

「はぁ、勉強になります」


 とはいえ、やはり相当の実力者には違いない。

 探知能力を全開にしても網に引っ掛かりもせぬ。

 まるで存在していないかのよう。

 敵意も悪意も無いだけマシと言ったところか。

 背後からナイフで一刺し、など…笑いの種にもならぬからのう。




「あっ、あにょ、あのっ…。あのぉ…百合の楽園(リリーレガリア)の方たちですよね…。あのー…ううう、真後ろにいるのに……やっぱり吾輩(わがはい)…影薄いのである…」




 ――――――――




「サヴァーラニアのお酒はおいしいね〜♡モナ、フルーツのお酒だーい好き♡」

「モ、モナ…さん…あんまり、飲みすぎない、ように…」

「エヴァちゃんも飲もうよ〜♡ほらほらモナが口移しで飲ませてあげるから〜♡」

「ひぃぃ…陽の圧がぁ…」


 なんで着いた早々に飲んでるんだろう…

 モナさんの快活な明るさに目を眩ませていたら、向こうから高らかな笑い声が聞こえてきた。


「オーホッホッ!足りないわよ!お店のお酒ぜーんぶ持ってきてちょうだーい!」

「キャー♡アサヒ様ー♡」

「ステキー♡カッコいいー♡」

「うるっさいわね!!女が擦り寄るんじゃないわよ!!そっちで飲んでなさい!!」

「キャー♡」


 火山の噴火より低い声。

 眩しい虹色のアフロ頭。

 私の胴より太い腕。厚い胸。

 派手な化粧でも隠しきれない濃い青髭。

 いやにアヴァンギャルドな服を着たセクシーなおネエさんが、テーブルいっぱいにお酒を並べて、店のお姉さんたちを侍らせている。

 

「侍るなら男になってから来なさいよ!ほんとにもうっ!」

「アサヒ様ー私も飲んでいい?♡」

「私もー♡」

「好きなだけ飲みなさいようるさいわねバカじゃないの!!」


 文句を言いながらお酒をごちそうしてる。

 いい人…なのかな。


「変わった人、ですね…モナさん。あれ、モナ、さん?」

「ねーねーおじさん♡モナにも奢って〜♡」

「モ、モナ、さんっ…?!」


 知らない人にも遠慮なく距離詰められるの強すぎる…


「誰がおじさんよ小娘!!お姉様とお呼び!!」

「ごごごゴメンなさい…モナさん…も、戻りましょう…」

「お待ち!!」

「ひぃぃっ!」

「ほら」


 おネエさんは酒ビンの口をこっちに向けてきた。


「え?あ、あの」

「女は気に食わないけど一緒に飲めばダチよ。お近付きの印に」

「いいの?わーい♡ありがとうおじさん♡」

「お姉様よ!!」


 なんでこんなにすぐ仲良く…

 さすがモナさん。


「ほら、あんたも」

「わ、私は…お酒は、あんまり…」

「なによ、大賢者ならこれくらいいっときなさい」


 樽鷲掴みにしてる…って、あれ?

 私のこと知ってる…?

 アサヒ…アサヒ…もしかして…


「あ、の…あなたは…」

「ゔぉーいい男発見ー!!そこのイケメン!!お待ちなさーい!!一緒にお、さ、け♡しばきましょおー!!」

「う、うああわあわあわいをあわいをあをあわあわあわあーーーーーーーー!!!」


 と、とんでもない勢いで消えていった…

 男の人一人拉致(つかまえ)て…


「変な人だったねー」

「は、はい…」


 印象深すぎて脳の容量埋まりそう…

 あの人が本物なら…また会うことになる、かもしれないけど。




 ――――――――




 サヴァーラニアは実力こそが至上の超縦社会。

 だからこそ、そのトップの皇帝っていうのは、張り詰めた空気を纏っているものだとばかり思ってた。


「久しいなリコリス」

「よっ、レオナ」


 なのに、玉座に座るライオンの獣人は、威厳がありながらもどこか和やかな雰囲気を漂わせていた。

 レオナ=ゴールドフレア。彼女がサヴァーラニアの獣帝。

 歳はリコリスと同じくらい?


「フェイもコルルも久しぶり」

「相変わらず馴れ馴れしいピョン」

「全然変わらないのですニャー」

「ピョン?ニャー?」


 うさぎとホワイトタイガーの獣人があまりにあざといので反応してしまった。

 獣人ってそうなの?


「触れないでやって」


 なんだかワケありだったらしい。

 余計なこと口走った。


「そっちは初めて見るな」

「最近仲間になったんだ」

「サクラ=ダイドウジ……です」


 金色の目がこっちを見やる。

 女にまじまじ見られるのは、やっぱり気分が良くない。

 

「またなんとも、一風変わった者を仲間にしたなリコリス。他のメンバーとは毛色が違う」

「そう?可愛いでしょ」

「フッ、サクラと言ったか。リコリスの隣は苦労するぞ。いろいろと厄介事もあるだろうが励むといい。何かあれば我が力になろう」

「は、はい」


 それだけ?

 近くに寄れとか言われるかと思った。

 この人も私に過度な反応をしない。

 やっぱりリコリスがいるから?

 ていうか、もしかしてこの人もリコリスのことを?


「リコリスってモテるんだ」

「そりゃモテるとも!リコリスさんだぞ!」

「キモッ」

「なんだと!」


 リコリスが変顔で私を睨んだときだ。

 扉が開いて城の兵士が入ってきた。


「獣帝陛下に申し上げます!ただ今雷帝の大賢者様がご到着いたしました!」

「通せ」


 兵士が列を作る間を、その人は悠然と歩を進めた。

 大賢者…魔法使いのことはよく知らない。

 私には魔力(マナ)を感じることが出来ないから。

 それでもその人は、私をしてこう思わせた。


 雷が歩いてる、と。


「チャオ、レオナ!お久しぶーりデース!」

「息災のようだな。雷帝よ」

「ノンノン!その呼び方は可愛くありまセーン!テスタロッサ、もしくはテスと親しみを込めて読んでほしいデース!」


 その人は、クルリとリコリスに振り返った。


「チャオ、あなたが百合の楽園(リリーレガリア)のリーダー、リコリスさんデースね!お目にかかれてハッピーデース!オーマイガー!ワタシとしたことが自己紹介がまだでした!ソーリー!ワタシこそが遍く世界に轟く雷光(ナンバーワン)にして、最上最高の霹靂(オンリーワン)雷帝(らいてい)の大賢者、テスタロッサ=メーラアドルナートその人デース!エヘンッ!」


 変に陽気な日本かぶれの外国人。

 そんな印象の変わり者は、ドヤ顔で腰に手を当てた。

 《プロフィール》


 名前:リコリス=ラプラスハート=クローバー

 種族:半神半人(デミゴッド)

 性別:女性

 誕生日:9月23日

 年齢:24歳

 出身:ドラグーン王国

 職業:神竜(ドラグニール)級冒険者

 所属:百合の楽園(リリーレガリア)

 称号:ドラグーン王国公爵、アイナモアナ公国名誉子爵、ディガーディアー名誉子爵、竜殺し(ドラゴンキラー)夜会の主(ワルプルギス)、神への叛逆者、天女教主神、リリーストームグループ総帥

 加護:【自由神の加護】【遊戯神の加護】【法神の加護】【精霊王の加護】【竜王の加護】

 アンリミテッドスキル

 【百合の王姫(イヴ)】【創造竜の魔法(ラプラス)



 名前:アルティ=ラプラスハート=クローバー

 種族:人間

 性別:女性

 誕生日:2月25日

 年齢:24歳

 出身:ドラグーン王国

 職業:神竜(ドラグニール)級冒険者、リリーストームグループ総帥秘書兼副総帥代理

 所属:百合の楽園(リリーレガリア)

 称号:(しろがね)の大賢者

 加護:【魔術神の加護】【精霊王の加護】【竜王の加護】

 アンリミテッドスキル

 【九天竜の極星(アンリ・マユ)】【妃竜の剣(ラグナロク)



 名前:ドロシー(真名:ドゥ=ラ=メール=ロストアイ)

 種族:ハーフエルフ

 性別:女性

 誕生日:5月7日

 年齢:136歳

 出身:ロストアイ皇国

 職業:神竜(ドラグニール)級冒険者、薬師、リリーストームグループ副総帥、ムーンフォレスト総支配人(オーナー)

 所属:百合の楽園(リリーレガリア)

 称号:亡国の皇女、森羅の継承者、ロストアイ皇国女皇

 加護:【精霊王の加護】【竜王の加護】

 アンリミテッドスキル

 【月皇竜の秘薬(ヒュドラ)



 名前:マリア=リリーフレイム

 種族:獣人族

 性別:女性

 誕生日:6月8日

 年齢:16歳

 出身:サヴァーラニア獣帝国

 職業:神竜(ドラグニール)級冒険者

 所属:百合の楽園(リリーレガリア)

 称号:赫灼の爪(リトルパンサー)竜殺し(ドラゴンキラー)、サヴァーラニア獣帝国伯爵、獣帝金勲章、無冠の剣聖

 加護:【精霊王の加護】【竜王の加護】

 アンリミテッドスキル

 【太陽竜の爪(クトゥグア)



 名前:ジャンヌ=アクアリリー

 種族:獣人族

 性別:女性

 誕生日:5月26日

 年齢:16歳

 出身:サヴァーラニア獣帝国

 職業:神竜(ドラグニール)級冒険者

 所属:百合の楽園(リリーレガリア)

 称号:蒼海の牙(リトルレオパルド)竜殺し(ドラゴンキラー)、サヴァーラニア獣帝国伯爵、獣帝金勲章、ダブルスター賞、無冠の大賢者

 加護:【精霊王の加護】【竜王の加護】

 アンリミテッドスキル

 【絶海竜の牙(バハムート)



 名前:テルナ=ローグ=ブラッドメアリー

 種族:吸血鬼(ヴァンパイア)

 性別:女性

 誕生日:12月15日

 年齢:2005歳

 出身:ヴェルザースター連邦国

 職業:神竜(ドラグニール)級冒険者

 所属:百合の楽園(リリーレガリア)

 称号:真紅の女王(ブラッディークイーン)、血の福音、意思ある災厄、永世名誉無職

 加護:【最高神の加護】【精霊王の加護】【竜王の加護】

 アンリミテッドスキル

 【紅蓮竜の無限(アザトース)



 名前:シャーリー(シャルロット=リープ)

 種族:人間

 性別:女性

 誕生日:7月7日

 年齢:31歳

 出身:トリスティナ王国

 職業:神竜(ドラグニール)級冒険者、裁縫師、スレッド総支配人(オーナー)

 所属:百合の楽園(リリーレガリア)

 称号:(うつ)ろの影

 加護:【精霊王の加護】【竜王の加護】

 アンリミテッドスキル

 【黒竜の暗影(スカサハ)



 名前:エヴァ=ベリーディース

 種族:半魔人

 性別:女性

 誕生日:3月7日

 年齢:24歳

 出身:オースグラード共和国

 職業:神竜(ドラグニール)級冒険者、ケイオスドーン総支配人(オーナー)

 所属:百合の楽園(リリーレガリア)

 称号:奈落(ならく)の大賢者

 加護:【混沌神の加護】【精霊王の加護】【竜王の加護】

 アンリミテッドスキル

 【創世竜の混沌(ティアマト)



 名前:ルウリ=クラウチ=ディガーディアー

 種族:自動人形(オートマタ)

 性別:女性

 誕生日:12月21日

 年齢:24歳

 出身:技術国家ディガーディアー

 職業:神竜(ドラグニール)級冒険者、錬金術師、アナザーワールド総支配人(オーナー)

 所属:百合の楽園(リリーレガリア)

 称号:錬金術師

 加護:【機械神の加護】【精霊王の加護】【竜王の加護】

 アンリミテッドスキル

 【機械竜の錬成(ゲーティア)



 名前:ユウカ=モノクロリス

 種族:幽霊

 性別:女性

 誕生日:生前、??? 幽霊後、4月5日

 年齢:506歳

 出身:生前、??? 幽霊後、浮遊城カリオストロ

 職業:神竜(ドラグニール)級冒険者、死霊術師(ネクロマンサー)燈無蕎麦(あかりなしそば)店主

 所属:百合の楽園(リリーレガリア)

 称号:時の迷い子

 加護:【精霊王の加護】【竜王の加護】

 アンリミテッドスキル

 【死王竜の反転(ウロボロス)



 名前:モナ=エクスヴァルヴァ=クトゥリス

 種族:悪魔

 性別:女性

 誕生日:6月16日

 年齢:2006歳

 出身:魔界国イルミナ

 職業:神竜(ドラグニール)級冒険者、オルタナティブ総支配人(オーナー)

 所属:百合の楽園(リリーレガリア)

 称号:夢幻の欲望王ナイトメアドミネーター、性喰者、処女殺し(バージンキラー)

 加護:【精霊王の加護】【竜王の加護】

 アンリミテッドスキル

 【欲望竜の邪淫(アスモデウス)



 名前:シキ=リツカ

 種族:妖怪(九尾の狐)

 性別:女性

 誕生日:5月28日

 年齢:5570歳

 出身:ヒノカミノ国

 職業:神竜(ドラグニール)級冒険者、呪術師、ナインテイル総支配人(オーナー)

 所属:百合の楽園(リリーレガリア)

 称号:黒天の狐王(いなりがみ)、傾国の美姫

 加護:【精霊王の加護】【竜王の加護】

 アンリミテッドスキル

 【九尾の呪禁(たまものまえ)



 名前:サクラ=ダイドウジ(大道寺 桜)

 種族:人間

 性別:女性

 誕生日:4月21日

 年齢:19歳

 出身:日本

 職業:リリーストームグループ総帥第二秘書

 所属:百合の楽園(リリーレガリア)

 称号:無し

 加護:無し

 スキル

 無し



 《従魔》


 名前:リルム

 種族:幻獣種・粘魔竜姫(ねんまりゅうき)ベルゼビュートスライムロード

 契約者:リコリス=ラプラスハート=クローバー

 職業:神竜(ドラグニール)級冒険者

 所属:百合の楽園(リリーレガリア)

 加護:【精霊王の加護】【竜王の加護】

 スペリオルスキル

 【魔竜の暴食(ベルゼビュート)

 


 名前:シロン

 種族:幻獣種・眠兎竜姫(みんとりゅうき)ベルフェゴールラビットロード

 契約者:リコリス=ラプラスハート=クローバー

 職業:神竜(ドラグニール)級冒険者

 所属:百合の楽園(リリーレガリア)

 加護:【精霊王の加護】【竜王の加護】

 スペリオルスキル

 【兎竜の怠惰(ベルフェゴール)



 名前:ルドナ

 種族:幻獣種・空鷹竜姫(くうようりゅうき)マモンホークロード

 契約者:リコリス=ラプラスハート=クローバー

 職業:神竜(ドラグニール)級冒険者

 所属:百合の楽園(リリーレガリア)

 加護:【精霊王の加護】【竜王の加護】

 スペリオルスキル

 【鷹竜の強欲(マモン)



 名前:ウル

 種族:幻獣種・黒狼竜姫(こくろうりゅうき)ルシファーウルフロード

 契約者:リコリス=ラプラスハート=クローバー

 職業:神竜(ドラグニール)級冒険者

 所属:百合の楽園(リリーレガリア)

 加護:【精霊王の加護】【竜王の加護】

 スペリオルスキル

 【狼竜の傲慢(ルシファー)



 名前:ゲイル

 種族:幻獣種・翠甲竜姫(すいこうりゅうき)アバドンビートルロード

 契約者:リコリス=ラプラスハート=クローバー

 職業:神竜(ドラグニール)級冒険者

 所属:百合の楽園(リリーレガリア)

 加護:【精霊王の加護】【竜王の加護】

 スペリオルスキル

 【甲竜の破滅(アバドン)



 名前:トト

 種族:幻獣種・月霊竜姫(げつれいりゅうき)レヴィアムーンエレメンタルロード

 契約者:リコリス=ラプラスハート=クローバー

 職業:神竜(ドラグニール)級冒険者

 所属:百合の楽園(リリーレガリア)

 加護:【精霊王の加護】【竜王の加護】

 スペリオルスキル

 【霊竜の嫉妬(レヴィアタン)



 名前:プラン

 種族:幻獣種・冀聖竜姫(きせいりゅうき)サタナエルドラゴンロード

 契約者:リコリス=ラプラスハート=クローバー

 職業:神竜(ドラグニール)級冒険者

 所属:百合の楽園(リリーレガリア)

 加護:【精霊王の加護】【竜王の加護】

 スペリオルスキル

 【聖竜の憤怒(サタン)



 《実子》



 名前:アリス=ラプラスハート=クローバー

 種族:精霊竜王

 性別:女性

 誕生日:11月3日

 年齢:5歳

 出生地:オースグラード共和国

 職業:無し

 所属:百合の楽園(リリーレガリア)

 称号:精霊王、竜王

 加護:【精霊王の庇護】【竜王の庇護】

 アンリミテッドスキル

 【精霊王の輝冠(ノア)】【竜王の黒逆鱗(ノワール)



 名前:リリア=ラプラスハート=クローバー

 種族:人間

 性別:女性

 誕生日:9月7日

 年齢:4歳

 出身:ドラグーン王国

 職業:無し

 所属:百合の楽園(リリーレガリア)

 称号:無し

 加護:【精霊王の加護】【竜王の加護】

 スキル

 【健康】

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― 新着の感想 ―
[気になる点] マジでサクラなんのスキルも持ってないんだな? 天然で百合の姫でも持ってるんかと思った
2023/12/07 06:24 退会済み
管理
[良い点] リリアちゃんのスキル健康なの面白いな 元気な赤子よ 出るキャラ濃すぎでしょ ワクワクが止まらねえぜ 最高 いいぞ もっとやれ 思ったより話が出るのが早くてびっくらこいた
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