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いざ出陣

最終章「魔王降臨篇」始まります。


「じゃあ行こうか?」


 ネロの言葉に全員が頷く。


「相手の軍は主様がほとんど倒した。残るはクロクルと、配下の元魔王だけ。恐らく、一人ではクロクルを倒すのは困難だ。よって、ボクたちが助太刀に行く。魔王城までは<転移(ルーザー)>で行きたいんだけど、誰か使える人はいる?」


 <転移(ルーザー)>は一見、簡単に思われる魔法だが、実際のところは移動距離だけ、魔力を消耗してしまう。だが、魔力をけちれば、クロクルとの戦いに間に合う事はない。カエデがまだ生きて、クロクルと戦い続けていると言っても、早く着くに越したことはないだろう。


「私の摸倣でなんとかできる」


 ユウキが手を上げる。


「じゃあ、魔力の提供はあちきが担当するわ。これでも元魔王だからね」


 素早く担当が決まって行くことに、ネロは感心しながらも、作戦を話す。


「これから向かうは、化物の巣窟だ。みんな訓練の成果見せてもらうよ?」

「「はい!」」

「じゃあ、今回は三人体制(スリーマンセル)で行く。まず一斑、ユウキ、サナ、アマサ」


 学院でも、お馴染みだったこの三人のコンビネーションは完璧だ。


「二班、ララ、オール、クルム」


 この三人は年長者グループ。戦闘経験が豊富な三人ならば、急ごしらえでもなんとかいけるだろう。


「そして、ボク、クレア、そしてナノカだ」


 菜乃花は戦闘経験が少ない。ネロをサポートに、勇者の力を知っているクレアとバディで戦闘を行う。


「魔王城までは、ユウキの<転移(ルーザー)>で同行するが、そこからの役割が変わってくる。まず、二班が高火力な魔法で魔王城に攻撃、相手が混乱している間に一斑が突撃。そして三班は真っ直ぐ主様のところへ行く。無論ほかの班も同じだよ。三方向からの突撃なら、相手の戦力も分散するだろう」


 冥級魔法がないとは言え、魔王と呼ばれていたものだ。一固まりで来られると分が悪い。


「じゃあ作戦実行だ」


 * * *


「ふふ、どうやらお前の仲間がこちらに来たみたいだぞ?」


 爺さんが笑いながらに語りかける。


「知ってる。つか、今の振動でわからんかったらヤバイだろ?」

「あぁ、違いない」


 爺さんが人間を滅ぼしたいという気持ちはわかったが、こちらも手を抜く訳にはいかない。


「ある程度魔力も回復した。アイツらが来る前に終わらせる」

「そう、上手く行くか?」


 なんだと?


「カエデ……お前、確か神を一柱殺したそうでないか?」

「あぁ、そうだ」


 ──といっても、この世界を創造した創造神でも、逆に破壊神でもない。


「確か……運命を司る女神……ウルズだ」


 アルテガと出会う前、人間や竜、魔族を殺した俺の元に降臨した女神。


「現界した神を殺しても、その存在は死なない。神界にへと強制送還されるだけだ。神は不老不死の象徴。お前がやったのは厳密に言えば、強制送還だ。……だが、神を強制送還させるのは容易な事でない。よって、お前は更に恐れられるようになった」


 ……確かにそうだ。

 確かに殺した。しかし、神は死体にはならず、神界にへと戻る。神殺しとはこのことを指す。


「カエデには見せていなかったな。神系統を……」

 

 神系統·····クロクルが魔神と言われる所以となった魔法。


「真の神はウルズに非ず、我が神……魔神クロクルだ。己の非力さを、しかと見るがいい」

 ウルズは特にストーリーに関係ありません。カエデはこういう神を殺したんだ〜程度に受け取ってください。

 

 そして、物語も終盤に差し掛かりましたが、最後までお付き合いしてくださると嬉しいです。

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