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363話:百鬼龍ヴラドヴァンプからの試練 4

『ほう、聖竜の幼子よ。その力はなんぞや?』

「これは……」


 俺達の考えた最強の力から溢れてるオーラを前に、ヴラドヴァンプが思考を巡らせている。


「これはご主人様がホワイエットの有り余る力を制御する術のひとつだよ」

『ふむ、それで?』

「うん、それでね。今からヴラドヴァンプさんに。ホワイエットの渾身のワンキル攻撃を受けて欲しいの」

『かっかっかっ! そう易々と言われては調子が狂うモノだ。ほれ、1度だけ受け止めてあげよう。年長者の貫禄というやつじゃ。ありがたく思うのじゃ』

「だとさホワイエット。やってやれ」


 合点承知と言葉を走らせると共に、ホワイエットがすかさずドラゴン形態にお召し替えを済ませた。


「ドラゴノイド・ホワイエット参上、とぉう!」


 新形態『ドラゴノイド・ヒューマン』。この力があればどのような場面でも戦う上で対応が出来るようになると、アルシェさんの直伝により実現した術だ。


 宙を舞う白き幼い竜人の演武が始まる。


「さあ、私の新技。『金色の破滅咆哮』の威力をとくと味わうといい」


 一時的に竜人となった事により、ホワイエットは大人のお姉さんとなっている。


「みててご主人。あたしのこの一撃が。あの竜に対してどれだけの威力を持つかを証明してあげるわ!」

「おお、後で倒せたらご褒美かな」

「じゃあ、あたしとキスしてくれたらもっと頑張れるかなー」


 無邪気な笑顔と共に掛けられる言葉に動揺するも、コホンと咳払いを済ませた後に。


「リリィに怒られるのは俺だから後に考えさせてくれ。今は試練中だ」

「うぅ~いじわるぅ~」


 と口をとがらしてすねるも、ホワイエットは気持ちを切り替えて戦いに挑んだ。

次回は年明けになります。よろしくお願いします。

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