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304話:ガールズ・モンスターハンター

久しぶりに更新です。やっぱ嫌な事があるときはこうやって自由に物を書くのは楽しいです。

 サトナカカリトが退屈に時を過ごしている頃を同じくして、サンデーとホワイエットとサビとルドガーの4人は、自然豊かな広大なサバンナの狩猟フィールドで和気あいあいと自由に狩をしたり、自分達の見たことの無い新しい素材を拾い集めたりして素材ツアークエストを楽しんでいた。


 しかし、そのサバンナには招かざる客人達も同時におり、彼女達の見ない場所で悪事を働こうと暗闇の中でうごめくように活動をしていて。


「さあて。今日も金になりそうなモンスターを見つけて狩るぞ」

「ひっひっひっ。今日は何をお宝にしてやるんだ? ライノスか? サバンナエレファントか? どっちでもいいんだぜ?」


 会話をする2人組を除いて合計で10名の人間が、サバンナのど真ん中の大地にて一点にして集っている。その者達の持っている武器や、捕獲に使われていると思われる狩猟具。捕獲をして得たモンスターを運搬する為に用意したと思われる小型の肉食竜であるディノスが牽引する荷車と乗用車が側にあって、彼らが何をしているのかは明白だった。


「ねぇサンデーちゃん。あれ、なんか男の人達が武器を持って集まってるよ。ご主人様みたいなハンターさんの集まりなのかな?」

「あぁん? そうに決まってるだろホワイエット。あれはどう見てもハンターで間違いないってば」

「がう。仲間?」

「ルドガーちゃん。しーっ。あれは私達の仲間とは決まったわけじゃないよ」

「がう?」

「ええ、そうですわよ。どう考えてもあんな大人数に。しかもこんなど真ん中でベースキャンプを構えていないなんて怪しいですわ」


 彼女達はある程度のハンターに関する教育を受けている。完璧とは程遠いが。彼女達にも培ってきた勘があり、それと同時に野生の勘が何かを本能的に伝えてきていることも4人はそれぞれに感じ取っていた。


 そんな彼女達。4人は全員にして完全な潜伏で相手側に気づかれていない。


 そして10人の怪しげなハンター達。彼らは全員『ゼクシス』という密猟団のメンバーで。今日は仲介して送られてきた依頼主が求めている品の調達の為に、ここサバンナの狩猟エリアに訪れているのだ。なお、この場所は狩猟が禁止されているエリアとして、ハンターズギルドでは立ち入り制限が掛けられている場所である。


 自分達の動向が4人のモンスターテイマーに仕えているモンスターと同伴している事に気づかずに。だらだらと談笑を楽しんでいるゼクシスのメンバー達は。そろそろ仕事に取り掛かろうというリーダー格の合図で動き始めだした。これに対して彼女達はというと。


「どうしよう」

「賢く言うならなんだ。私達の楽しい狩の時間と素材集めの邪魔をしてきそうだな」

「言葉を並べて喋っているだけじゃないのサンデー」

「あはっ、ならここでさっさとあいつらをボコッちまうか?」

「がう。戦う! ルドガー。暴れたい!」


 ルドガーとサンデーは既に戦闘モードに片足を突っ込んでいた。


「ご主人様の居ない所で勝手な行動は慎むべきですわよ本当に……」


 消極的なサビに2人、そしてホワイエットは。


「「「なんか真面目だね!」がう」だな」


 って言われてしまったサビは。


「う、うるさいですわね! 私だって都合良くできるなら戦いたいですわよ。密猟団のせいでホワイエットちゃんがどれだけ酷い目に合わせられた――」

「あーっ、スイッチはいっちゃたな」

「だね」「がう」


 ホワイエット事態はトラウマを克服できている。完全ではないが。それでも前を向いて生きていこうとしていた。


「ですから。はぁ……。理性を飛ばしてしまいましたわね」


 彼女のため息が周りの雰囲気を変えるきっかけとなる。


「じゃあ、とりあえずここは一旦。ベースキャンプに戻ってリリィに相談してみようか」

「受付嬢のライセンスをゲットしたんだっけ?」

「でしたわね」

「がう? ライセンス?」

「やってもいいよっていう証の事だよ」


 とりあえず。という流れで4人はこの場をサッと引き。来た道を戻ることにした。

突然はじまった女の子達の狩のお時間の始まり。


次回の更新も楽しみにしていてくださいね! よろしくお願いします! もし読者の方で狩猟に関して詳しいかたや関係者の方々がお読みになられていらっしゃいましたら。心から感謝を申し上げます。難解なストーリー展開だったりして癖の強い内容とはなっていますが。作者が狩に憧れている個人の目線で書いておりますので。温かい目で応援よろしくお願いします!

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