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296話:グレートスノーベアーの狩猟 その3

「いた。あいつだ」


 茂みに身を潜めてエリアを探し回り続けて30分が経過した辺りでターゲットに遭遇した。ルドガーの追跡能力が功を成した瞬間だった。彼女はどうやって探し当てたかと言えば分からない事が多いものの。それで狩猟に役立つ事が分かった時点でやることは1つになる。


「ガウ……!!!!」

「落ち着け。奴の方に気取られでもしたら先制攻撃はできなくなる。ここは俺の撃つ銃で合図を」


 と説明をしてる最中にルドガーが。


「ガァアアアアアアアアア!!!!」

『ガウ? グルゥアアアアアアアアアア!!!!』

「あぁ……やっちまった……」


 本能の赴くままに飛び出してグレートスノーベアーの背中に飛び乗って襲い掛かった。


 モンスター同士の取っ組み合いは大怪獣バトル映画を見ている時の感覚に通じるところがある。


 ルドガーの場合。自分が与えられた武器じゃなくて。その手足を大振りにしたパンチとキック攻撃でグレートスノーベアーと乱闘を繰り広げており、かなりの野性味に溢れた狩猟好意を行っていた。


「クマ相手に素手で。しかも自分より体格の大きなモンスターを相手に素手で立ち向かって渡り合ってるだなんて……」

「がぁああああああ!!!!」


――ズパパパパパン!!!!


「ガウッ!?!?」


 グレートスノーベアーが至近距離で受けたハンドガンの連発射撃を顔面に受けて怯む。しかし武器の威力に対してグレートスノーベアーの面の皮がぶ厚く。ちょっとしたエアソフトガンから出てくるBB弾で撃たれている感覚と同じ感じで、グレートスノーベアーは継続的にダメージを受けている。そして体術による連続コンボから絡み、本命のダメージソースはどちらかというと手足になっている。


「……はっ、ぼーっとしてるワケにもいかないな」

『ご主人様。ターゲットは見つかった?』

「ああ、ホワイエット。いま丁度モンスターと戦闘している最中だ。時間はどれくらいかかる?」

『直ぐに行くよ』


 正確な時間は分からないがホワイエットの増援が期待できそうだ。今のところはルドガーが面と向き合って戦闘をしている。彼女はグレートスノーベアーが繰り出すかぎ爪攻撃やタックルに突進攻撃などの攻撃を飛び跳ねて避けつつ、カウンターで射撃攻撃を繰り出したりキックで応戦したりとアクティブな事をしている。


「弱点は頭部だ」


 息を吸って少し吐き出しつつ銃を構えてスコープ越しに狙いを定めた。


――ズドン。ガシャ――ズドン。ガシャ。


「ガァッウ!?」

「逃げた! 追いかけるんだルドガー!!!!」

「がう!!!!」


 自分に不利を感じたか身の危険を感じたのだろう。グレートスノーベアーは後方へと向かって逃走を図った。それに対する追い打ちをルドガーに命令して後を追わせることにした。


「さて。ここでホワイエットと合流するか」

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